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帰国子女の皆様は、志望理由書をご存じでしょうか?
志望理由書は中学受験・高校受験・大学受験を問わず、帰国子女であれば多くの場合で課されます。
帰国子女高校受験を経験した筆者自身も、受験前に各学校に志望理由書を提出した覚えがあります。
実際にEDUBALでは、「志望理由書は重要なのか?」「志望理由書の書き方を教えてほしい」というお問い合わせを多数いただいております。
ここから分かる通り、志望理由書は帰国子女の悩みの種になっています。
そこで本記事では、志望理由書がなぜ重要なのか、そしてその書き方のポイントを詳しくお伝えします。
さらに、今回は受験当時書いた志望理由書を特別にお見せしますので、ぜひ最後までご一読ください!
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志望理由書とは、帰国子女受験で多くの学校が受験者に課す、願書のことです。
志望理由書では、その名の通りなぜその学校を志望するのかを書く場合が多いですが、それ以外にも、海外生活で頑張ってきたことや自分の長所・短所、そして将来の進路について書かされる場合もあります。
学校によっては「志望理由書」という名前ではなく、「願書」や「海外生活レポート」といった名前で課している場合もあります。
つまり志望理由書とは、学校側に自分のことをよく理解してもらうための提出書類であると言えます。
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ほとんどの学校では、志望理由書は筆記試験と同じように、入試の評価基準の1つになります。中には、志望理由書だけで合否が決まる学校もあります。たとえ志望理由書を合否の評価基準に含めるという記載がなくても、学校側が志望理由書の提出を求めている以上、提出さえすれば大丈夫!という考えは非常に危険です。
よって、帰国子女にとって志望理由書は筆記試験や面接と同等に重要だと言えるでしょう。
しかし志望理由書は、筆記試験や面接と違い一発勝負ではありません。入念に準備・添削したものを提出できます。
したがって、自分がパーフェクトだと思える内容で提出できるよう、提出期限に余裕を持って取り組み始めましょう。
帰国子女受験で面接がある場合、志望理由書をもとに面接を進める面接官が多いです。
面接前に予め志望理由書の内容で気になる点をピックアップし、それを面接時に深掘りする形がよくとられます。
このように、志望理由書はそれ自体が評価されるだけでなく、面接にも大きく関わるため帰国子女にとって非常に重要なものと言えるでしょう。
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文章を書く上での基本ですが、結論ファーストで書くことは必ず意識すべき点です。
採点者や面接官は、場合によっては何百人もの受験生の志望理由書を読むことになります。そのため、如何に彼らを疲れさせない文章を書くかが高評価を得る鍵となります。
志望理由書に字数制限を設けている学校も多いため、限られた文字数で伝えたいことを盛り込むためにも、結論ファーストで書くことは非常に重要です。
例えば海外生活で頑張ったことを聞かれた場合、結論ファーストで書くと、「私が海外生活で頑張ったことは、◯◯の活動です。」のような書き出しになります。これでは簡潔過ぎるのでは?とお考えの方もいるかもしれませんが、これで十分です。これ以降により詳細な情報を書いていけば、読み手はスムーズに読むことができます。
このように、意識すれば結論ファーストで書くことは難しくありません。逆に言うと、これができていないと大きな減点になりかねないのでご注意ください。
志望理由書を書くにあたり、内容に具体性を持たせることも非常に重要です。
読み手からすれば、面接を行うまでは志望理由書に書いてあることからしか情報を得られません。よって、自分自身のことを何も知らない読み手が記載内容からでも十分理解できるように、しっかりと具体性を持たせて書きましょう。
例えば、「海外生活でボランティア活動を頑張りました」では具体的ではありません。
それはどんな活動だったのか、どれくらいの規模だったのか、なぜそれを始めようと思ったのか、その活動を通し何を学んだのか、などを記載して初めて具体性を持たせた内容と言えます。
字数制限との戦いになるかもしれませんが、5W1H(When:いつ、Where:どこで、Who:だれが、What:なにを、Why:なぜ、How:どのように)を意識し可能な限り具体的に説明ができれば、志望理由書で高評価を得られる可能性が格段に上がります。
オリジナリティを出すことも、志望理由書で好印象を残すための鍵となります。
上述した通り、採点者や面接官は場合によっては何百枚もの志望理由書を読むことになります。そこでオリジナリティのあるエピソードを書くことができれば、彼らの記憶に残り、好印象を与えることができます。
現地で参加したキャンプやボランティア活動、職場体験など、同じ経験をした学生は少ないだろうと思えるものがあれば、それについて書いてみましょう。また、滞在国・地域自体があまり日本人がいないところであればその国・地域の文化に触れた経験を書いてみると、十分にオリジナリティがあるエピソードになるでしょう。
反対に、オリジナリティを出すことが難しいエピソード例もあります。
例えば、海外生活で頑張ったこととして英語力の向上を挙げることはあまりおすすめできません。なぜならば、帰国子女受験の場合、他の受験生の中にも英語の学習について触れる学生は確実にいると言っても過言ではないからです。
もちろん英語力を向上させた経験があるのはとても立派なことだと思います。しかしライバルが皆帰国子女ということは、彼らは自分と似たような境遇にいたということです。英語の学習についてのエピソードがインパクトに欠けてしまうことは否めないでしょう。
仮に、どうしても周りと被ってしまいそうなエピソードしかない…という場合は、ポイントの3つ目のように、できるだけ具体性を持たせて書いてみてください。
自分はその時何を考え、その経験から何を学んだのかなどを付け加えると、ありふれたテーマでも周りと差別化できるでしょう。
良い志望理由書を書こうとするあまり嘘のエピソードを書いてしまう学生がいますが、絶対にやめましょう。「嘘も方便」という言葉もありますが、受験においては逆効果です。
嘘はバレます。
しっかりと作り込んでいれば、志望理由書のみでは嘘だと分からないかもしれません。
しかしそれが面接でも使用される場合、その嘘はかなりの確率でバレます。面接官は会話のプロです。受験生の目線や話し方で、この子嘘ついているな…とすぐに分かってしまいます。
帰国子女は、周りと比べて特別な経験ができています。
よって、自分自身の経験に自信を持って、堂々と本当のエピソードを書きましょう。
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ここまで、帰国子女が志望理由書を書く上で意識すべきポイントを紹介してきました。
ここからは、実際に筆者が帰国子女高校受験に向けて志望理由書に書いた文章を2つご紹介します。
今回ご紹介するのはあくまで志望理由書の一例ですので、こんな書き方があるんだな…という参考程度で読んでいただけると幸いです。
〈回答例〉
①アメリカのサマーキャンプで行った、下級生との合同バーベキューがとても印象的でした。そのアクティビティは、僕達が学年の垣根をこえて下級生の世話をし、そしてリーダーシップを発揮出来るとても良い機会でした。交流を深めるために、上級生と下級生で1人ずつペアになりました。初めは②なかなか会話が弾まず大変でしたが、最終的には③下級生の話すスピードに合わせて、アイコンタクトを取りながら語りかけることで打ち解けることが出来ました。これらは、年齢幅の狭い日本の中学校ではなかなか経験出来ない貴重なものでした。
※文中の数字・点線は解説用に追加したものです。
①:海外生活で印象に残った経験を聞かれているため、まずは結論ファーストで回答
②:苦労したエピソードを紹介し、うまく③に繋げる
③:困難を乗り越えるために行ったことを具体的に説明
〈回答例〉
高校卒業後は、日本でも有数の大学である①◯◯大学に進学したいと思っているので、その付属校の△△高校に入りたいと思いました。△△高校は高校から入学する生徒が多く、②帰国生の僕にはとても馴染みやすい環境だと思いました。アメリカの学校でパソコンを使い様々な活動をしたので、△△高校に入学後は③「情報科学」という授業でその経験を活かしたいです。さらに、アメリカで身につけたリーダーシップを発揮出来る④□□などの学校行事が盛んなところにも興味を惹かれました。
※文中の数字・点線は解説用に追加したものです。
※個人情報が含まれるため一部編集しています。
①:志望理由を簡潔に結論ファーストで紹介
②:複数ある◯◯大学の付属校の中でもなぜ△△高校を志望するのか具体的に説明
③・④:入学後に挑戦したいことを自分の長所や経験談を交えて具体的に紹介
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