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【徹底解説】 慶應PEARL入試:帰国子女が教える合格のための対策方法!

PEARL 慶應義塾大学 EDUBAL 英語学位プログラム

みなさん、慶應義塾大学の英語学位プログラムの1つ、『PEARL (Programme in Economics for Alliances, Research and Leadership) 』をご存知ですか?PEARLは経済学をベースに、グローバルな視点とリーダーシップを育むことを目指したプログラムで、すべての授業が英語で提供されているのが特徴です。

本記事では、EDUBALに在籍する帰国子女教師の中で、PEARLを受験した経験のある教師から生の情報を収集しました。

このページでは出願に当たってどのような対策をおこなってきたかや志望理由書はどのような内容だったのかといったことについてまとめていますので、受験の対策にお役立てください。

なお、帰国子女受験は情報戦で、適切な情報を集めることがとても大切です。当サービスは、そのように帰国子女受験のためのノウハウやアドバイスを知りたい方に向けたオンライン指導を提供しています。

教師は全員帰国子女であり、かつ東京大学、早稲田大学慶應大学上智大学などの現役難関大生です。海外にいる方はもちろんのこと、帰国子女の方に向けて教師自身も帰国子女だからこそできる良質な指導を提供いたします。

 

 

 

 

【慶應義塾大学 PEARL】基本情報

概要

PEARLについての基本情報は以下の通りです。

大学 慶應義塾大学
学部 経済学部
正式名称 Programme in Economics for Alliances, Research and Leadership
入学時期 9月入学
人数 1学年100人

 

特徴

PEARLの特徴としては、全ての授業が英語で行われることです。2016年に設立された新しいプログラムで、生徒は日本人のみでなく、中国、アメリカ、ミャンマー等様々なバックグラウンドを持つ人たちが集まるのも、他の学部とは異なる点です。日本で学びながらも国際的で多様性のある環境で学ぶことができる、とても魅力的なプログラムとなっています。

 

倍率

PEARLの倍率は、以下の通りです。出願のタイミングによりばらつきがあり、傾向としては、第1期の方が第2期や3期よりも低くなっております。

年度 志願者数 最終合格者数 倍率
2024 1 270 105 2.6
2024 2 226 54 4.2
2024 3 142 35 4.1

 

【慶應義塾大学 PEARL】出願について〜条件と期間〜

出願条件

 PEARLへの募集要項は全て英語で書かれていますが、通常の日本の高校を卒業した方でも出願可能です。出願の条件は以下のようになっています。

 

1. 通常の日本の高校を(9月までに)卒業及び卒業見込みの方
2. 海外で12年以上教育を受けて(9月までに)卒業あるいは卒業見込みの方
3. 国内のインターナショナルスクールで12年以上教育を受けて(9月までに)卒業あるいは卒業見込みの方
4. 高校卒業認定等、高校卒業と同等の資格をとられた方
5. 上記と同等と認められた方

 

出願期間

また、出願のタイミングは3回あり、一度不合格になっても再度出願可能となっています。出願のタイミングは以下の通りです。

出願期間 結果発表
1期 10月下旬から11月末 1月末
2期 12月中旬から1月末 3月上旬
3期 2月下旬から4月中旬 5月下旬

 

上記のようなスケジュールなので、例えば1期で不合格となってしまってもすぐに申し込めば2期、そうでなくても3期に申し込むことが可能です。出願の人数は期を追うごとに増え、倍率も上がるので第一志望の人は1期での出願を逃さないように注意しましょう。

 

【慶應義塾大学 PEARL】選考方法

 

書類中心の選考方法

選考方法は書類選考が中心で、通常は面接がありません。したがって、一般入試や筆記試験が課される学校に比べると、特別な対策はそれほど必要ではありません。しかし、代わりに英語能力テストや共通テストのスコア、さらに学部で学べる内容と自分の興味がどれだけ一致しているかが、より重要視されます。このため、前々から英語資格の取得や、自分が受ける共通テストの対策、さらに自分がその学部で学びたい理由を明確かつ具体的にする必要があります。以下には、書類中心の選考方法で抑えるべきポイントをリストアップさせていただきました。ぜひご確認ください。

出願書類

出願書類は以下の7点があります。詳しくはこちらからご確認ください。(全文英語です)

 

1. アプリケーションフォーム(オンライン)
写真、住所等、出願要件、緊急連絡先、学歴、アチーブメント・経験・趣味・スキル・興味、テストのスコア
2. IB DiplomaまたはSATまたはACT(SAT,ACTはエッセイも必要)
3. TOEFL iBTまたはIELTSのスコア
4. 学歴と自己紹介(Max250文字、英語)
4. 志望理由(Max1000文字、英語・学業目的等の記述)
5. 動画(Max2分、英語・学業目的等の記述)
6. リファレンスレター(1~3通)英語または日本語
7. 卒業証明書(英語または日本語):日本の高校の場合は調査書
8. 高校の成績証明書(英語または日本語):日本の高校の場合は調査書
9. 身分証明書のコピー(パスポートのコピーなど、オンラインで提出)

 

慶應PEARL対策〜英語資格編〜

慶應PEARLで提出するテストのスコアはとてもハイスコアでない限り、受かりません。なんと、統計をもとに、SATは1400以上、TOEFL110以上ないと合格は厳しいと言われています。ここでは、資格のスコアについて説明しています!また、対策方法に関する別記事のリンクも貼ってあるので要確認です!

英語能力テストのスコア

英語能力証明資格としては、TOEFLとIELTSが挙げられます。これらは、慶應PEARLの受験だけでなく、他の学校や学部を受験する際にも必須となるため、早めの対策が重要です。例えば、TOEFL iBTのスコアでは、合格には最低100点が求められ、110点以上あれば安心です。注意点として、MyBestスコアは利用できませんので気をつけましょう。また、IELTSの場合、合格には最低7.0以上が必要です。現在のスコアによって対策方法が異なりますが、100点未満の方は、参考書や過去問を数多く解くことが重要です。もし100点のスコアが出ているもののそれ以上伸び悩んでいる方は、量より質を重視してください!過去問を解いた後、見直しを行い、どのタイプの問題で間違いやすいかを分析するのがおすすめです。その後、苦手なタイプに応じた対策用の参考書などを活用して克服していきましょう!筆者もEDUBALで家庭教師をしており、3ヶ月で10点伸びる生徒も珍しくありません。英語資格のスコアアップに向け、EDUBALの家庭教師を活用してぜひ目標を達成しましょう!

 

英語能力テストについて詳しく知りたい方はこちら!帰国子女の大学入試にはTOEFL iBT 100点以上が必須?難関大学狙いの帰国子女必見!
【速報】TOEFLが新形式に!従来の試験からの変更点は?
<TOEFL・IELTS合格スコア300名大調査!>帰国大学受験に必要な英語能力試験のすべて
【TOEFLとIELTS結局どっち?】選び方とおすすめが分かる完全解説版

 

共通テストのスコア

共通スコアには、SAT、ACTスコア、またはIB Diplomaスコアが含まれます。これらは英語力を測る語学試験とは異なり、総合的な学力を評価する試験です。そのため、苦手科目がある場合には十分な対策をしないと難しく感じるかもしれません。例えば、慶應義塾大学PEARLプログラムにおいては、SATのスコアは最低1400点以上が求められ、安心するには1450点以上を目指すとよいでしょう・(学校によって基準は異なり、上智大学の場合は最低1200点以上が目安とされています)ここでは、SATの対策方法について簡単にご紹介します。SATの英語セクションでは合計54問を64分で、数学セクションでは70分で44問を解答する必要があり、1問あたり1分から1分半のペースで解く計算となります。そのため、高得点を目指すにはSAT特有の問題形式に慣れることが重要です。知識があるだけでは必ずしも高得点が取れるとは限らないため、これまでの努力を最大限に発揮するためにも、SATに特化した計画的な対策をおすすめします!

 

共通テストについて詳しく知りたい方はこちら!【SAT試験情報】SATとはどんな試験?何のために必要?いつから準備するべき?
ACTって何が問われるの?SATって何が問われるの?違いは?
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慶應PEARL対策〜志望動機編〜

志望動機

慶應PEARLの志望動機は、英語で最大1000文字と、比較的長めのものになっています。以前は最大2000文字まで記入可能でしたが、現在は最大1000文字+2分間の動画に変更されています。以下の例は実際に提出した志望理由書とは異なるため、あくまで参考程度にしてください。

1. 導入部分 – 動機と経済学への関心

経済学に興味を持ったきっかけを書いてみましょう。ある経験や気づきから感じたもので構いません。たとえば、海外生活で日本よりも貧困問題を身近に感じたこと、ビットコインの可能性について考えたこと、スタートアップ企業の多さに驚いたことなど、どんな出来事でもかまいませんが、具体的なエピソードを示すことで、読む人の心を引きつけられるでしょう。

例:Growing up in a diverse community, I was always aware of the stark differences in opportunities and resources among people. As I started high school, I realized that economic systems shape much of this disparity. My curiosity led me to pursue a deeper understanding of economics not just as a field of study, but as a tool for change.

2. 本文1 – 導入部分の深掘り→ 動機と経済学への関心

導入部分の内容を深掘りをしてみましょう!また、ここではこれまでの経験がKeio PEARLプログラムでどのように活かせるかを明確にして繋げて書きましょう!

例:In high school, I began volunteering at a local welfare organization, where I worked closely with low-income families and gained firsthand insight into the struggles they faced due to high living costs. Speaking with these families, I learned that many were caught in a cycle where most of their income went to rent, leaving little for education, health, or future savings. This experience opened my eyes to how high housing costs in urban areas often trap families, limiting their chances for economic mobility and putting financial stability out of reach. Witnessing this struggle made me realize how deeply housing policies and urban planning impact people—not just financially, but in their opportunities for growth and well-being. It inspired me to study economics as a way to address these challenges and advocate for fairer policies. Keio PEARL’s commitment to combining global perspectives with practical applications aligns perfectly with my goals. At PEARL, I am excited to deepen my understanding of how economic frameworks can be used to improve people’s lives and create more inclusive growth worldwide.

3. 本文2 – Keio PEARLを選ぶ理由の深掘り

PEARLが自分にとって最適なプログラムである理由を説明します。特に、学際的アプローチ、研究機会、経済学に対するグローバルな視点に焦点を当て、印象に残った教員、授業について言及することをおすすめします。

例:I am drawn to Keio PEARL for its interdisciplinary curriculum, which integrates economics with sociology, political science, and international relations. This well-rounded approach will allow me to analyze economic issues holistically. The program’s research component, which emphasizes empirical methods and quantitative analysis, will refine my analytical skills and prepare me to contribute to pressing economic debates. Additionally, I am inspired by the work of Professor [Name] in [Specific Area], as his research on global economic policy aligns closely with my own interests in sustainable development.

教授一覧笹原彰教授:国際貿易論、国際マクロ経済学
山田浩之教授:開発経済学、応用ミクロ計量経済学

4. 本文3 – 将来の目標とKeio PEARLがサポートする方法

将来のキャリアの志向を説明し、 PEARLでの教育がそれをどのように実現させるかを書くといいでしょう!

例:My long-term goal is to work with international organizations like the United Nations or the World Bank, where I can help design policies that reduce economic inequalities and foster sustainable growth. The comprehensive economic training at Keio PEARL, especially in areas like international trade and development economics, will equip me with the skills needed to contribute to these institutions. I am especially eager to participate in PEARL’s experiential learning opportunities, which will allow me to apply classroom knowledge to real-world situations.

5. 本文4 – グローバルな視点とリーダーシップの可能性

本文の最後に、PEARLのグローバルな視点への関心を強調し、これがあなたの目標にどのように関係しているかを説明します。帰国子女ならではのこれまでの国際経験、言語能力、または異文化交流の取り組みを述べ、グローバルな焦点を持つプログラムへの準備ができていることを示せたら理想です!

例:Keio PEARL’s international environment is invaluable to me, as it reflects the diversity of perspectives necessary for effective economic analysis and policy-making. Having studied abroad, I have seen firsthand how economic policies affect people differently depending on cultural and regional contexts. This insight motivates me to develop the kind of global outlook that Keio PEARL encourages. I am confident that the intercultural exchanges at PEARL will refine my perspective and enhance my leadership potential, allowing me to one day bridge gaps between economic theory and practical policy across borders.

6. 結論 – 将来へのビジョンとKeio PEARLへの期待

最後に、PEARLに対する期待を繰り返し、経済学を通じて意味のある影響を与えるというコミットメントを示します。

例:I am excited to embark on this journey with Keio PEARL, where I will be challenged to deepen my understanding of economics and sharpen my analytical skills. I am eager to engage with a community of like-minded individuals and participate in meaningful dialogues that transcend borders. I am committed to using my education to address global economic challenges and foster sustainable solutions, and I believe Keio PEARL will be instrumental in shaping me into an economist who not only understands the intricacies of the field but also applies them for the greater good.

これらのポイントを盛り込むことで、慶應PEARLに対して強い志望動機が伝わる志望内容となります。より、具体的な内容は、授業を通して知っていきましょう!以上が、慶應義塾大学で開校されている英語学位が取得できるPEARLの出願における詳細や対策方法でした。

【慶應義塾大学】主なキャンパス一覧

【慶應義塾大学】三田キャンパス

住所:東京都港区三田2-15-45

主な在籍学部:文学部(2~4年次)経済学部(3・4年次)法学部(3・4年次)商学部(3・4年次)

【慶應義塾大学】日吉キャンパス

住所:神奈川県横浜市港北区日吉4-1-1

主な在籍学部:文学部(1年次)医学部(1年次)薬学部(1年次)経済学部(1・2年次)法学部(1・2年次)商学部(1・2年次)理工学部(1・2年次)

【慶應義塾大学】矢上キャンパス

住所:神奈川県横浜市港北区日吉3-14-1

主な在籍学部:理工学部(3・4年次)

【慶應義塾大学】信濃町キャンパス

住所:東京都新宿区信濃町35

主な在籍学部:医学部(2~6年次)看護医療学部(3・4年次)

【慶應義塾大学】湘南藤沢キャンパス

住所:神奈川県藤沢市遠藤5322

主な在籍学部:総合政策学部 環境情報学部 看護医療学部(1・2・4年次)

【慶應義塾大学】芝共立キャンパス

住所:東京都港区芝公園1-5-30

主な在籍学部:薬学部(2~6年次)

 

慶應義塾大学HPはこちら

 

 

帰国子女枠(特別選考)って難しい?
帰国子女枠(特別選考)受験は、きちんと対策を行えば難しい試験ではありません。

国内の一般生とは全く異なる教育を受けてきた帰国子女の「キラリと光る何か」を探し、それを評価する受験であると言えるでしょう。

つまり、学生1人1人が海外生活で養ってきた言語力や学力に加え、その他個性的なスキル、考え方、価値観といったものが重視されます。

オンライン家庭教師EDUBALには、上智の帰国子女枠受験経験者や、SATIBTOEFLなどの高得点所持者が多数在籍しています。

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EDUBALへの声

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  • いつも丁寧なご指導ありがとうございます。娘は先生との授業を毎回とても楽しみにしています。今後ともよろしくお願いいたします。

    • 英検コース
    • 小1~6
    • 東京都
  • 目標を明確に決めて指導計画を立てていただき、それにそってとても分かりやすく授業を進めていただきました。娘もとても分かりやすかったと言っていました。今後また教えていただく機会がありましたら宜しくお願い致します。

    • 短期集中コース
    • 高1~3
    • 神奈川県
  • 真面目な先生で、信頼感がありました。受験生を教えるだけの実力が備わっていました。

    • IBコース
    • 高1~3
    • マレーシア
  • 丁寧にご指導頂いたお陰で短期間でスコアが上がり、感謝しています。ありがとうございました。

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