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帰国子女高校受験において多くのご家庭を悩ませるのが、帰国時期です。
帰国子女にとって理想的な帰国時期は、受験の1年前なのか、受験直前なのか、それともそれ以外の時期なのか。
実はこの問いには答えがありません。
そこで本記事では、帰国子女に選ばれやすい帰国時期3パターンを、それぞれのメリット・デメリットと共にご紹介します。さらに、実際に帰国子女として高校受験を経験した筆者の帰国時期や受験前後のスケジュールを当時の視点から解説いたします。
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帰国子女高校受験において、帰国時期の決定は非常に重要です。
なぜならば、帰国時期によって受験本番でのパフォーマンスや受験までの進路が変わってくるからです。
もし帰国が受験本番の直前になってしまうと、新しい環境への適応期間が短くなるため、体調を崩してしまい本来の実力を発揮できない可能性があります。特に帰国子女の場合、移動の疲労や気候の変化などから帰国後に体調を崩すケースが多く見られます。
また帰国子女の場合、受験資格との関係で帰国時期が決まってくることもあります。
実は、高校によっては帰国時期等に指定があり、それを満たしていないと帰国子女として受験することが認められない場合があるのです。
このように、帰国子女高校受験の場合、受験本番に向けたコンディション調整や受験資格との兼ね合いから帰国時期は慎重に決める必要があると言えます。
次に、よく選ばれる帰国時期3パターンのメリットとデメリットをご紹介いたします。
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中学2年終了時に日本に本帰国する最大のメリットは、日本の中学校に学年の初めから転入することができる点です。
3年生の途中から転入する場合だと、人によっては新たな学校生活への適応や友達づくりに苦労してしまう可能性があります。特に現地校に通っていた帰国子女は、日本の学校生活を学年途中から始めることに高いハードルを感じてしまうかもしれません。
また学年の始まりに本帰国することで、1年間しっかりと日本での教育を受けることができます。これにより、たとえ海外在住時に日本の学習に遅れをとってしまっていても、十分に追いつき挽回することができます。
中学2年生終了時に本帰国する際の懸念点として、高校入学までに1年ほど空いてしまうことが挙げられます。
この何が問題点かというと、高校によっては帰国から入学までに1年以上空けていけないという受験条件を設けているからです。
この代表例が、東京学芸大学附属高等学校です。同校の帰国子女向け募集要項には、「⽇本に帰国した場合は,帰国後,本校への⼊学までの期間が1年未満であること。」と記されています。
中学2年生終了時での本帰国をお考えの場合は、志望校の受験条件を必ずチェックするようにしてください。
中学3年生の夏も、帰国子女がよく選ぶ帰国時期の1つです。特に欧米諸国の現地校に通っている帰国子女の多くが、中学3年生の夏での本帰国にメリットを感じるでしょう。
なぜならば、大半の欧米諸国の現地校が9月入学制度を導入しているため、6月〜7月の学年終了を待ってから日本に帰国できるからです。
筆者の周りには、アメリカ現地の中学校を卒業したタイミングで日本に帰国し、公立の中学校に転入してから帰国子女高校受験した仲間も多数いました。
中学3年生の夏に本帰国する場合、学年の途中から日本の中学校に転入することになり、お子様によってはクラスに馴染みにくい…と感じてしまうかもしれません。
学校生活でのストレスは、保護者の方が思われる以上にお子様にとって負担になってしまうことがあります。よって、お子様の性格に応じて夏での帰国が得策かどうか判断していただくことをおすすめします。
中学3年生の冬に帰国する場合、本帰国ではなく、受験のため1〜2ヶ月ほど一時帰国するケースが一般的です。
この場合は日本の中学校に転入する必要がないため、転入の手続きや新しい環境でのスタートの必要性もなくなり、お子様・保護者様双方の負担を軽減できます。
受験直前までの時間を慣れ親しんだ環境下で過ごすことができるのは、受験直前の冬に一時帰国する場合の大きなメリットです。
中学3年生の冬に帰国する際には、お子様が高校受験するための受験条件を満たしているかについて特に注意しなければなりません。
文部科学省は高等学校入学資格というものを定めており、帰国子女の皆様もこれを満たしていないと高校受験することができません。以下がその概要です。
以下、文部科学省「高等学校入学資格について」より抜粋
高等学校入学資格は、以下のいずれかに該当する方に認められます。
1. 中学校、特別支援学校の中学部等を卒業した者、又は中等教育学校の前期課程を修了した者
2. 外国において、学校教育における9年の課程を修了した者
3. 在外教育施設(中学校と同等であると指定された課程)を修了した者
→認定した在外教育施設の一覧
4. 文部科学大臣の指定した者
5. 就学義務猶予免除者等の中学校卒業程度認定規則により、中学校を卒業した者と同等以上の学力があると認定された者
6. その他高等学校において、中学校を卒業した者と同等以上の学力があると認めた者
特に、お子様を現地校に通わせているご家庭は、2つ目の「外国において、学校教育における9年の課程を修了した者」という条件を満たしているかご確認ください。
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ここまではそれぞれの帰国時期のメリット・デメリットをご紹介しましたが、ここからは実際に帰国子女として高校受験した筆者が、当時の帰国時期の決定理由や受験前後のスケジュールを解説していきます。
中学3年生・6月末 | 現地(アメリカ)のMiddle Schoolを卒業 |
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中学3年生・9月 | 現地の日本人学校に転入 |
中学3年生・1月中旬 | 受験のため日本に一時帰国 |
中学3年生・1月末 | 受験開始 |
中学3年生・2月中旬 | 受験が終了し、アメリカに戻る |
中学3年生・3月下旬 | 卒業式等を終え、日本に本帰国 |
高校1年生・4月上旬 | 日本の高校に入学 |
ざっくりとしていますが、私は上記のようなスケジュールで帰国子女高校受験を経験しました。
私はアメリカのMiddle Schoolを6月に卒業し、その後現地の日本人学校に転入し受験までの半年間を過ごしました。これには2つの理由があります。
1つ目は、絶対に現地校を卒業したいと考えていたからです。そのため、中学2年生終了時での帰国という選択肢はありませんでした。
2つ目は、受験条件との兼ね合いです。帰国子女高校受験をするには、私は日本の中学校または在外教育施設を修了する必要がありました。受験生の夏での日本への帰国も考えましたが、現地の帰国子女仲間の多くが日本人学校へ転入する予定だったため、昔からの仲間がいる環境にいる方が精神的にも楽だと考え日本人学校に転入しました。
私は直前まで慣れ親しんだ環境にいたいと考えていたため、1つ目の受験校の試験日1週間前に一時帰国しました。
しかし不運なことに帰国日に10年に一度と言われる大雪に見舞われ、さらに体調も崩してしまい、本当にギリギリの状態で1つ目の受験校に挑みました。
このように、自然災害や体調不良により帰国日が遅れたり勉強に集中できなくなったりするケースが起こり得ます。たとえ初めが本命校でなくても、最低でも試験日の10〜14日前には帰国していただくことを強くおすすめいたします。
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