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帰国が決まり、まず心配になるのが子どもの進学先です。何歳で、何年、どこで、どう過ごしたかにもよりますが、初めから問題なく日本の勉強についていける子なんていません。
程度の差はあれど、どの子も必ず遅れをとっていて当たり前!
とはいえ、学習の遅れが「学校に行きたくない」や「日本嫌だ(泣)」につながることもあるため、気長に見守りたい反面、やっぱり親としてできることはしてあげたいですよね!
今回は、アメリカに7年間住んだのち、小6、中2、高3で帰国した3人の子を持つ筆者の経験をもとに、帰国子女が日本の勉強の遅れを取り戻すためのポイントを4つ、紹介したいと思います。
夫婦揃って元帰国子女。2020年まで夫のアメリカ赴任で7年間滞在。子供は高校生と大学生の3人。夫以外は補習校・塾に通わず現地校のみの現地どっぷり型でしたが、なんとかやれている(つもり)。趣味はお菓子とパン作り。たまに出版翻訳者。
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帰国して日本の生活がスタートすると、親子ともに数々の戸惑いを経験します。えっ、柔道着まで買わないといけないの?! なんて序の口。最初の1年は子どもだけでなく、親もトンチンカンなことを言ったり、したりしてしまうものです。
なかでも、一番の困りごとが勉強の仕方の違いです。小1から中2夏までアメリカで過ごした筆者の次女いわく、「アメリカでは(授業以外で)勉強しなくてよかったもん」とのこと。
アメリカの現地校は、とにかく親切です。ミドルスクールから定期テストがありますが、それまでに小テストがいくつかあったり、エクストラクレジットやらテストのリテイクなど、その気さえあれば高い成績がとれる仕組みになっています。
ところが、日本の学校ではそうもいきません。定期テストの1週間ほど前にテスト範囲が発表され、自分で勉強スケジュールを立て、テスト勉強に励む、というやり方を中学校から教わります。しかも、中間テストなら主要の5教科、期末テストともなると中学校で9教科、高校ではさらに多くの教科/科目の勉強をしなければなりません。短期間で一気に多数の教科のテスト対策をするのは、帰国子女にとってものすごく大変です。まずは、勉強スケジュールを立てるのを手伝ってあげるとよいでしょう。
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帰国子女に限らず、焦って「良い」参考書を探すのはやめましょう。理由は、参考書にまで手が回らないことが多いからです。まずは日々の授業内容をきちんと理解できるようになること!それができなければ、毎日の授業を受けている時間がすべて無駄になってしまいます。
学校の授業を理解するには、教科書を読むのが一番の近道です。授業は教科書やプリントに沿って進むので、まずはそれらの内容をきちんと理解できることが重要です。子どもが苦労している教科でも興味を持っている教科でもよいので、一緒に教科書を読んでみるのがお勧めです。
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日本では、多くの子が塾に通っています。受験本番のためだけでなく、定期テストで高い点をとり、内申点を上げる必要があるからです。塾には、集団で授業を受ける大手塾タイプ、少人数で授業を受ける個人塾タイプ、個別指導を受ける個別指導塾タイプがあります。筆者の子どもたちは、個人塾タイプと個別指導塾タイプを利用しましたが、私が考えるタイプごとのメリット・デメリットは次のような感じです。
【メリット】
・少人数のため、授業中に質問がしやすい。
・少人数のため、多少の融通が利く。
・少人数のため、先生がひとりひとり丁寧に見ている。
【デメリット】
・少人数のため、競争意識が芽生えづらい。
・大手ではないため、近隣校の定期テストや模試などのデータが少ない。
【メリット】
・個別のため、本人の習熟度に合わせた指導をしてもらえる。
・個別のため、時間中みっちり教わることができる。
・個別のため、わからないまま進むことはない。
【デメリット】
・個別のため、学習における自分の「立ち位置」がわかりづらい。
・競争相手がいないため、モチベーションを維持しづらい。
【メリット】
・データを豊富に持っているため、定期テスト対策などに強い。
・競争相手が多いため、やる気が出やすい。
【デメリット】
集団授業のため、質問がしにくい。
集団授業のため、わからないまま進んでしまう可能性がある。
帰国子女は同級生とニーズが異なる場合が多く、そこをケアしてくれる個人塾タイプや個別指導塾タイプが個人的にはお勧めです。無事にキャッチアップできたら大手塾タイプに切り替える、というのもアリだと思います!
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「だって、僕まだ日本3年目だよ?」
幼稚園の年中から小6の夏までアメリカで過ごした長男が、中2のときに放ったセリフです。高校受験が現実として迫ってくるなか、親の心に芽生え始めた焦りに気づいたのでしょう。穏やかでマイペースな末っ子長男が、勉強面においては頼りなく感じていたのは事実。それでも「みんな違って、みんないい」を信条に、勉強しろとは一度も言うことなく、見守りに徹していたつもりなのですが……。
とはいえ、受験は待ってはくれません。そんな親の焦りが言葉の端々に表れていたのでしょう。冒頭の言葉を聞いて、ハッとしました。幼い頃に渡米し、アメリカ以前の記憶があまりない長男にとって、日本は母国ではなく小6から住み始めた国という感覚だったのです。そう考えると、毎日ちゃんと学校へ行き、それなりの成績をとることができるようになっただけで上出来じゃないか! と、忘れかけていた初心を思い出しました。
海外で過ごした年数や年齢、性格にもよるとはいえ、帰国子女なのだから日本の勉強は遅れていて当たり前! 海外生活を頑張れた子は、少し時間がかかったとしても、必ず日本でも頑張れます。子どもが海外で身につけるスキルは、言語だけではありません。それ以上に、苦境に負けない強い心、めげずに頑張る力を身につけています。すでに書いたように、勉強の仕方や教科書の活用、塾選びも大切ですが、何よりもお子さんを信じる気持ちを大事にしてください!
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下記では、今までEDUBALで指導を受講された生徒様、保護者様から寄せられた声を掲載しています。
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毎度毎度授業が楽しみです。モチベーションが下がる時も元気をいただいております。
短時間かつ英語での授業だったので難しい点があったと思いますが、生徒のモチベーションを落とさずに効率的に指導していただいたと思います。ありがとうございました。
娘の要望を取り入れつつ、目標に向かって指導をすすめていただきました。人間としても指導者としても信頼できる先生でした。初めての家庭教師だったので不安があったのですが、真摯に娘に向き合ってくいる様子をみて、安心して任せることができました。
指導経験が豊富で生徒に寄り添った授業を進めていただけました。 短期間ではありましたが、テストスコアに直結した指導をしていただき、充実した10時間でした。
思春期女子の心を上手にキャッチして,モチベーションを高めながら指導していただきました。