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帰国子女を受け入れている学校に、EDUBALアンバサダーが母親目線で学校訪問するプロジェクト。今回は世田谷区にある国本女子中学校・高等学校を訪問しました。
私立中高一貫校の激戦区ともいえる世田谷区で、82年もの間、女性の社会進出を支え続けてきた国本女子中学校・高等学校。
環境の変化に対応し、国の本(もと)を作る女性の育成から、グローバル社会の本になる女性を育成するべく、2020年4月からカナダ・アルバータ州教育省の海外認定校となりKunimoto Alberta International School(KAIS)を併設。ダブルディプロマコース(※以下DDコース)を導入し、日本とカナダの融合カリキュラムに基づくバイリンガル教育を提供しています。
来年度からはグローバル・スタディーズコースも新設され、益々のグローバル教育に磨きをかける国本女子中学校・高等学校KAISの魅力に迫ります!
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伝統と歴史を感じる校門の奥には四季折々を演出する園庭の木々が温かく迎え入れてくれます
小田急小田原線 喜多見駅南口下車 徒歩2分という好立地。学校敷地内には国本幼稚園・小学校も併設されており、園庭では子供達が元気いっぱい伸び伸びと走り回っていました。
所在地 | 〒157-0067 東京都世田谷区喜多見8-15-33 TEL:03-3416-4722 |
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アクセス | 小田急小田原線 喜多見駅南口下車 徒歩2分 小田急バス(二子玉川・渋谷⇔調布)二の橋下車 徒歩2分 |
生徒数 | 中高あわせて約125名 |
帰国生割合 | 約5割 |
コース | グローバル・スタディーズコース、総合進学コース |
帰国生入試 | あり |
編入 | あり |
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【豊田 ひろ子 校長】
トロント大学博士課程修了(言語教育学)Ph.D、杏林大学教授、東京工科大学教授を経て、2022年国本女子中学校・高等学校 校長着任
「周りの方達にまず幸せになって頂き、そしてその幸せを頂く。」そのような「利他の心」を大事にする精神を創設者から引き継いでいます。
生きていく中で出会った言葉と、それに付随している文化はその人の財産であり、その人のアイデンティティーを形成するコアな部分に関係しています。KAISでもその部分を失くさないよう、リスペクトしながら、ポテンシャルを大事に育んで、グローバル社会で堂々と活躍する女性を育んでいます。
【サンガ ジョシュア 先生】
日本在住歴6年。ヨーク大学 健康運動学プログラムを卒業。
カナダ アルバータ州、オンタリオ州、両方の教員免許を保持。
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少人数制の手厚い指導が受けられるKAISの授業風景
豊田校長:
KAISはKunimoto Alberta International School(KAIS)の頭文字をとった呼称です。本校は5年前の2020年4月からカナダ・アルバータ州教育省の海外認定校になり、ダブルディプロマコースの生徒は、高校卒業時に日本とカナダの2つの高校卒業資格を取得できる、ダブルディプロマ(DD)を取得できるようになりました。
カナダ・アルバータ州はカナダでも際立つ教育先進地域です。日本の教育が知識の習得に重点をおいているのに対し、カナダの教育は知識の応用と成果の発信に長けています。
本校は、KAISを拠点として日本とカナダの教育の長所を組み合わせたバイリンガル教育を行っています。
ジョシュア先生:
KAISでは、Student Center Learning(生徒主体学習)、Project Based Learning(課題解決型学習)、Technology and Games for Learning(テクノロジー&ゲーム学習)の3つの柱にフォーカスして学習を進めています。
KAISの魅力をプレゼンテーションして下さるジョシュア先生
Student Center Learningでは生徒が主体性を持って授業を進め、教員はあくまでもファシリテーターとして見守り、ガイド役に徹します。授業中に教員が指示を出すことはないので、生徒は問題解決のために何が必要か自分自身で見つける必要があります。
教員はその様子を見ながら、生徒に的確なアドバイスを出しサポートします。
Project Based Learningではサイエンス(科学)にフォーカスしています。一例として、二次関数の公式をローラーコースターのデザインで表現し、その公式がなぜ機能するのかをユニークに説明する生徒がいました。
他にも、中学ではバーチャルの「フードトラックビジネスプロジェクト」を用いて一次関数を学習しました。
まずはフードトラック自体がいくらかを調べ、借金して購入します。材料費がいくらするのか、人件費はいくらかかるのか等を、憶測ではなくリサーチをもとに数字を出し、グラフを作り、どのポイントから売り上げが出て、そこから何年何ヶ月で黒字になるかなどを計算します。
同時にそのビジネスのホームページを生徒達のみで作成しました。
Technology and Games for Learningは生徒同士がサポートしあえるツールの1つとしても使っています。
数学で分からない問題があった時など、一人ひとりが持っているiPadをZoomに繋ぎ、画面を共有してクラス全員で協力して問題を解きます。共有した画面上に誰もが書きこめるので、誰がどこでつまづいているのかが分かり、理解している生徒が解答を説明します。
他人に教えるということは自分が完全に理解していないと教えられません。ですので、生徒が一番理解力を上げられるのは他の誰かに教える時です。またその様子を見て、教員側もどの生徒がどれだけ理解しているのか把握することができます。
(左)テクノロジーを駆使してお互い教え合う生徒達の様子/
(右)KAISのクラスルーム前に掲示されている興味深いサイエンスリポート
最後に私が気に入っているKAIS HOURSをご紹介します。
KAIS HOURSでは1週間に1回、KAISの全生徒が集まって毎週異なった楽しいアクティビティをしています。
最近特に盛り上がったアクティビティは、海外テレビのマスターシェフを模したKAISパンケーキコンペティションです。
教員がジャッジになり、生徒達が生地から作り上げたパンケーキを、味はもちろんのこと、食感や見栄えなどを評価しながら判定しました。KAIS HOURSは生徒同士がお互いを知り、関係し合える場になっています。
KAIS HOURS マスターシェフ・パンケーキ版の様子
豊田校長:
2020年にスタートしたDDコースの一期生は高校2年生となりました。
9名のDDコース生のうち5名がカナダ・アルバータ州のレスブリッジにある高校に1年間留学しています。
どの生徒も勉強にとても熱心で素直な性格の持ち主です。
大学進学の実績はまだこれからですが、KAISで学んだ生徒達がグローバル社会で堂々と活躍してもらいたいと心から願っています。
豊田校長:
2025年4月、中学校で新コース:グローバル・スタディーズコースがスタートします。
グローバル・スタディーズコースの特色は以下の4つです。
・高校卒業時に、日本とカナダ両方の高校卒業資格が取得できる
・カナダ、アルバータ州認定教員による英語イマージョン教育
・充実した異文化理解教育
・自分の未来をみつける「教養プログラム」
「本物に出会い、自分の将来を見つける」本校独自の教養プログラムで、多様性に寛容で多角的な視点を持った人材になることを目指し、これからのグローバル社会で活躍できるしなやかでたくましい女性を育てます。
英語学習については中学2年生までは習熟度別で指導します。
中学1、2年生はKAISの先生によるイマージョン授業が4コマ、中学3年生は8コマあります。
中学3年生になると、DD準備コース、総合進学準備コースに分かれます。
グローバル・スタディーズコース6年間の学び
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豊田校長:
帰国生にとって日本文化の再発見や、自身のルーツを見つめ直す充実した6年間となるように、海外経験豊富な教員が帰国生一人ひとりの学校生活を細やかにサポートしています。
海外で身につけた英語力の維持・向上を重視し、帰国生に最適な学習環境を提供しています。
他にも、本校には無料で受けられるチューター制度があります。「勉強のできる国本」を目指し、現役女子大学生がチューターとして放課後在室し個別対応しています。受験勉強や進路決定に関する質問や、資格試験対策に関するアドバイスなど、気軽に相談することができます。
高校一年生からは生徒一人ひとりを丁寧にサポートする小論文・面接対策が始まります
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豊田校長:
これまでの流れとしては、私立の女子大学に進学する率が高かったですが、現在高校2年生のKAIS一期生には海外大学を目指す生徒がいます。有名大学というよりも自分のルーツに関わる土地や、自分の興味を持つ分野を学べる大学を探しているように思えます。
また、強化クラブ(ソフトテニス部、吹奏楽部、バスケットボール部)で活躍している生徒には体育大学へ進学する者もいますし、就職に有利な女子大学に進学する者もいます。ほとんどの生徒が年内に推薦入試で希望する大学に合格しています。
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カナダ・アルバータ州のロッキー山脈のふところで行われたサマープログラムのお写真を紹介してくださる豊田校長
【国本女子中学校・高等学校ホームページ「入試情報」】
中学校 https://kunimoto.ac.jp/jsh/j-admission/
高等学校 https://kunimoto.ac.jp/jsh/s-admission/
★詳細は必ず学校ホームページや説明会等でご確認ください。
【国本女子中学校・高等学校 帰国生入試情報】
■英検、漢検、数検も加点の対象となります。
■英検参考レベル:中学受験 3級〜準2級、高校受験 2級〜準1級
■帰国生入試はHPに掲載している過去問をご参照ください。
豊田校長:
英語の試験はオールイングリッシュの英語を使って英語で解くという問題なので、英語圏で英語を使って学習された生徒さんには受けやすい問題だと思います。
日本語面接については、運用能力よりも人間性を重視します。
英語面接では、英語能力を確認させて頂いています。
豊田校長:
復学も編入も高2の夏頃まで受け入れています。
随時個別対応しますので、まずはお問合せください。
豊田校長:
併設の国本小学校では英検、漢検の取得に励んでいます。漢検については今年令和6年全国小学校第一位になった実績もあります。
小学校からの輝かしい賞歴がエントランスを飾ります
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多言語文化、多民族文化のカナダで長く教育に関わってこられた豊田校長の「教育は個人と社会を繋ぐもの」という言葉にまず感銘を受け、会話の節々にKAISへの熱い思いと誇りが伝わってきました。
今回の訪問で、カナダ・アルバータ州の教育がどれだけ素晴らしく、そのカリキュラムを日本国内で学べるチャンスがある事に羨ましささえ感じました。DDコースは日本とカナダのそれぞれの高校卒業資格を同時に取得できるメリットがある反面、それだけ学習量も増えて大変だと思いますが、KAISのカリキュラムや学習環境だったら、生徒同士が助け合い、楽しみながら頑張れる。そう思えました。
ゆくゆくはデータサイエンスコースを設ける予定だという国本女子KAISの今後に期待すると共に、KAIS一期生の皆さんが、これからどのように世界に羽ばたいていくのか大変期待できる学校訪問となりました。
シンガポール在住歴14年、アメリカ国籍の主人と国際結婚。 3人を子育てしながら、通信制大学で心理学を専攻中。育児支援コミュニティKids Priority Cafe主宰。趣味は教育・海外生活について綴るnote執筆。好きな言葉は「始めれば始まる」。子どもたちの中高帰国子女受験を経験。
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一緒に問題に取り組みながら、子供に寄り添った授業をしていただいています。
分かりやすい授業はもちろんのこと、保護者とも密にコミュニケーションを取ってくれます。
息子はアメリカに移住してすぐ公立中学に馴染めず辛い思いをしてきました。先生にも同じ経験があるため、彼の心情をよく理解していただきました。学習指導も素晴らしくMAPテストでは上位20%に入る事ができました。また先生のメール対応などはプロ意識の高いとても丁寧なものでした。母子ともに途方に暮れていた私たちに希望の光をともしていただきました。本当に感謝しています。
授業のおかげで、文法を前よりも理解できるようになり感動した。
英検準二級に合格し、また苦手科目だった数学の点数が飛躍的に伸びました。結果が出ているので安心して任せられます。