EDUBALでは、海外在住の生徒様ならではのお悩みと真摯に向き合い、指導させていただきます。
03-6756-8620
電話受付 平日10:00~19:00 (日本時間)
みなさん、上智大学の英語学位プログラムの1つ、『FLA (Faculty of Liberal Arts) 』をご存知ですか?上智大学国際教養学部(通称FLA)はリベラルアーツ教育をベースに、グローバルな視点と多角的な思考力を育むことを目指したプログラムで、すべての授業が英語で提供されているのが特徴です。
本記事では、現在上智大学に通っていて、FLAを受験した経験のある学生から生の情報を収集しました。このページでは出願に当たってどのような対策が必要かや、志望理由書はどのような内容を書けばいいかといったことについてまとめています。また、なんと特別に実際に提出して合格した志望理由書の回答例もあります!!ぜひ、受験の対策にお役立てください。
なお、帰国子女受験は情報戦で、適切な情報を集めることがとても大切です。当サービスは、そのように帰国子女受験のためのノウハウやアドバイスを知りたい方に向けたオンライン指導を提供しています。
教師は全員帰国子女であり、かつ東京大学、早稲田大学、慶應大学、上智大学などの現役難関大生です。海外にいる方はもちろんのこと、帰国子女の方に向けて教師自身も帰国子女だからこそできる良質な指導を提供いたします。
日本の大学でも英語で学びたい方必見!大学英語学位プログラム比較・まとめ
【徹底解説】 上智大学 SPSF入試:帰国子女が教える合格のための対策方法
【帰国生入試対策】上智大学 海外修学経験者入学試験・総合型選抜・SPSF・FLA
.
FLAについての基本情報は以下の通りです。
大学 | 上智大学 |
---|---|
学部 | 国際教養学部 |
正式名称 | Faculty of Liberal Arts |
入学時期 | 4月、または9月入学 |
FLAの最大の特徴は、全ての授業が英語で行われることです。FLAでは、グローバル化が進む社会で必要とされる柔軟な思考力、優れた英語力、多文化理解力を身につけることができます。
また、少人数制のクラスでは、50カ国以上から集まった多様な学生と一緒に学び、国際的な視野を広げることができます。さらに、経験豊富な教授陣が揃っており、質の高い教育環境が整っています。
カリキュラムは2年次以降、3つの専攻(比較文化、国際ビジネス・経済、社会研究)から選び、それぞれを他の学問分野と結びつけて学びます。3年次と4年次には、専門的な内容に深く取り組むと同時に、幅広い分野の授業も継続して受講可能です。このような学びを通して、多面的な問題解決能力を育て、現代社会で活躍できる力を養います。
FLAの倍率は、以下の通りです。1回の入学試験で第1回目と2回目がありますが、以下の表は合算した倍率になります。傾向としては、春入学と秋入学どちらも1回目よりも2回目の方が倍率が上がるため第一志望の人は1回目での出願を逃さないように注意しましょう。他の大学の英語学位プログラムと比較し倍率が低いことでも知られており、出願条件さえ満たしていればチャレンジしてみることをお勧めします!
年度 | 時期 | 倍率 |
---|---|---|
2020 | 春 | 2.7 |
2020 | 秋 | 2.2 |
2021 | 春 | 2.9 |
2021 | 秋 | 3.9 |
2022 | 春 | 3.2 |
2022 | 秋 | 3.4 |
.
国際教養学部といえば早稲田のSILSもありますが、いったいどんな違いがあるんでしょうか?実際にどちらも受験した先輩に気になる質問を聞いてみました!
Q: FLAではSILSのように海外留学は必須ですか?
A: いいえ、FLAでは海外留学は任意です。FLAには帰国子女をはじめ、海外のバックグラウンドを持つ学生が多く、こうした学生の中には「海外経験はもう十分」と感じ、日本の大学を選ぶケースがよく見られます。そのため、FLAでは留学を必須とせず、柔軟に対応できるようにしているとのことです! ただし、交換留学を選択した場合、FLAでは単位の互換がスムーズに行われるため、4年間で卒業することが可能です。そのため、留学を希望する学生の多くは交換留学を活用しています!交換留学は成績を取れば簡単にできるので、ハードルは全然ありません!実際に筆者も上智大学の交換留学制度で留学をしました!
Q:SILSの「リベラルアーツ」とFLAの違いは?
A: 首都圏でリベラルアーツを英語学べる大学・学部といえば、上智大学のFLA以外に、早稲田のSILSが有名ですね。SILSでは「7つのクラスター」に分類された幅広い科目を提供しており、統計学が必修科目となっています。これにより、文系志望の学生でも数学やデータ分析に触れ必要があるのが特徴です。一方で、FLAでは必修科目に統計学は含まれていませんが、自分の興味やキャリア目標に応じて柔軟に科目を選べます。学びのスタイルに大きな自由度があるのがFLAの魅力です。
.
選考方法は書類選考が中心で、通常は面接がありません。したがって、一般入試や筆記試験が課される学校に比べると、特別な対策はそれほど必要ではありません。しかし、代わりに英語能力テストや共通テストのスコア、さらに学部で学べる内容と自分の興味がどれだけ一致しているかが、より重要視されます。このため、前々から英語資格の取得や、自分が受ける共通テストの対策、さらに自分がその学部で学びたい理由を明確かつ具体的にする必要があります。本記事では、下に書類中心の選考方法で抑えるべきポイントを詳しく解説しております。ぜひご確認ください。
.
FLAは、海外での就学経験がなくても、十分な英語力を持っていれば日本の高校を卒業した方でも出願が可能です。出願条件は以下のいずれかに該当していれば満たすことができます。
1. 国内外を問わず学校教育における12年以上の課程を修了した者、および本学入学までに修了見込みの者。
2. 文部科学省により、高等学校相当として指定された日本国内の外国系学校を修了した者、および修了見込みの者。
3. 本学入学前までに国際バカロレアを取得している者、および取得予定の者。
4. 本学において、個別の入学資格審査により上記1-3と同等以上の学力があると認められ、本学入学時に18歳に達する者。
出願のタイミングは4回あり、一度不合格になっても再度出願可能となっています。出願の1回目と2回目は春入学で、3回目と4回目は秋入学となっております。出願のタイミングは以下の通りです。
出願期間 | 結果発表 | |
---|---|---|
春入学1回目 | 8月から9月 | 10月 |
春入学2回目 | 11月から12月 | 2月 |
秋入学1回目 | 11から12月 | 2月 |
秋入学2回目 | 3月から4月 | 6月 |
上記のようなスケジュールなので、例えば春入学の入試で不合格となってしまっても再度秋入学でトライすることが可能です。春入学と秋入学どちらも1回目よりも2回目の方が倍率が上がるため第一志望の人は1回目での出願を逃さないように注意しましょう。
.
出願書類は以下の7点があります。詳しくはこちらからご確認ください。(全文英語です)
1. Application Formsおよび出願理由を述べたエッセイ(500ワード)
2. 学業成績証明書
3. 高等学校の卒業(または卒業見込み/早期卒業)証明書
4. テスト(SAT、ACT、IB Diploma、GCE A-levels、のいずれか1つ以上)の公式スコア
5. TOEFLまたはIELTS(Academic)の公式スコア
6. 推薦状(2通)
7. パスポートコピー(日本以外の国籍保持者のみ)
詳しくは、公式サイトをご確認ください。
.
上智大学FLAで提出するテストスコアの基準は、早慶と比較するとそれほど高くはありませんが、一定のレベルを満たすことが求められます。統計によると、SATは1200以上、TOEFLは90以上が合格の目安とされています。しかし例外もあり、筆者の周りでは、海外経験が1年でSAT1150のスコアで合格した学生もいます。ただし、数年間海外で学んだ経験がある場合は、SAT1200以上、TOEFL90以上を目指しておくと安心です。この基準は、合格を狙ううえでの一般的な目安と考えてください。さらに詳しいスコア対策や勉強方法については、以下の記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてください!
英語能力証明資格としては、TOEFLとIELTSが挙げられます。これらは、慶應PEARLの受験だけでなく、他の学校や学部を受験する際にも必須となるため、早めの対策が重要です。例えば、TOEFL iBTのスコアでは、合格には最低100点が求められ、110点以上あれば安心です。注意点として、MyBestスコアは利用できませんので気をつけましょう。また、IELTSの場合、合格には最低7.0以上が必要です。現在のスコアによって対策方法が異なりますが、100点未満の方は、参考書や過去問を数多く解くことが重要です。もし100点のスコアが出ているもののそれ以上伸び悩んでいる方は、量より質を重視してください!過去問を解いた後、見直しを行い、どのタイプの問題で間違いやすいかを分析するのがおすすめです。その後、苦手なタイプに応じた対策用の参考書などを活用して克服していきましょう!筆者もEDUBALで家庭教師をしており、3ヶ月で10点伸びる生徒も珍しくありません。英語資格のスコアアップに向け、EDUBALの家庭教師を活用してぜひ目標を達成しましょう!
英語能力テストについて詳しく知りたい方はこちら!帰国子女の大学入試にはTOEFL iBT 100点以上が必須?難関大学狙いの帰国子女必見!
【速報】TOEFLが新形式に!従来の試験からの変更点は?
<TOEFL・IELTS合格スコア300名大調査!>帰国大学受験に必要な英語能力試験のすべて
【TOEFLとIELTS結局どっち?】選び方とおすすめが分かる完全解説版
共通スコアには、SAT、ACTスコア、またはIB Diplomaスコアが含まれます。これらは英語力を測る語学試験とは異なり、総合的な学力を評価する試験です。そのため、苦手科目がある場合には十分な対策をしないと難しく感じるかもしれません。例えば、慶應義塾大学PEARLプログラムにおいては、SATのスコアは最低1400点以上が求められ、安心するには1450点以上を目指すとよいでしょう・(学校によって基準は異なり、上智大学の場合は最低1200点以上が目安とされています)ここでは、SATの対策方法について簡単にご紹介します。SATの英語セクションでは合計54問を64分で、数学セクションでは70分で44問を解答する必要があり、1問あたり1分から1分半のペースで解く計算となります。そのため、高得点を目指すにはSAT特有の問題形式に慣れることが重要です。知識があるだけでは必ずしも高得点が取れるとは限らないため、これまでの努力を最大限に発揮するためにも、SATに特化した計画的な対策をおすすめします!
共通テストについて詳しく知りたい方はこちら!【SAT試験情報】SATとはどんな試験?何のために必要?いつから準備するべき?
ACTって何が問われるの?SATって何が問われるの?違いは?
【2024年度版】IBスコアランキング!Top5校徹底解説|IBスコアと大学進学の関連性
IB(国際バカロレア)資格とは?経験者が全て解説!
.
上智大学国際教養学部(通称FLA)の志望動機は、英語で500文字です。慶應PEARLの志望動機1000文字に比べれば短いですが、短いなりに自分の思いややりたいことをギュッとまとめるのはとても難しいです。以下の例は実際に提出した志望理由書を少し変えたものとなっております。
1. 導入部分 – 将来の夢
最初のパラグラフでは、自分の最終目標を明確に述べましょう。ここでは、将来、具体的な職業や活動、そしてそれを通じて社会にどのように貢献したいかを説明すると良いです。また、自分の価値観や夢が応募先の大学やプログラムと一致していることを自然に示すこともポイントです。
My ultimate career objective is to solve hidden social issues in Japan by visualizing marginalized and isolated people through documentary films as a journalist. By doing so, I hope to raise awareness, serve as a responsible medium, and provide a helping hand to those facing challenges that are often misunderstood by society.
2. 本文1 – 導入部分の深掘り:背景にある経験①
導入で述べた夢や目標に繋がるきっかけや背景を説明しましょう。これまでの経験や出来事を具体的に記述することで、なぜその目標を追求するのかという説得力を持たせることができます。また、経験を「単なる出来事」ではなく、自分の価値観や考え方にどのように影響を与えたかを考えて書くことが大切です。
My family and I lived in the United States for three and a half years. After returning to Japan, my younger sister was bullied at school for unreasonable reasons: her unfamiliarity with certain Japanese words and her habit of actively raising her hand in English class. This incident was a turning point in my life, as it made me wonder about others who might also be facing invisible struggles and feelings of isolation.
3. 本文2 – 背景にある経験②
自分が目指す分野や学問との関連性を示しつた経験を具体的に述べましょう。 例えば、この志望動機では、ドキュメンタリーをきっかけに興味を持った学問やテーマを通して国際社会学、映像制作、または特定の社会問題について研究したいという意欲を持つきっかけになったことに繋げると、大学での学びへの真剣さが伝わります。
This year, I enrolled in a class where we explore documentaries that highlight various social issues from unique perspectives. These films bring real people’s stories to life, humanizing global and local challenges that might otherwise seem distant or abstract. Watching these documentaries deeply inspired me, as I realized the power of storytelling to foster empathy and social imagination. I developed a strong passion for listening to marginalized voices and creating bridges of compassion through documentaries in a world that desperately needs understanding and engagement.
4. 本文3 – 経験を通して学んだこと
過去の経験を通して得たスキルや学びを具体的に述べましょう。特に、グローバルな視点や異文化理解、自分の強みがプログラムにどのように貢献できるかを説明すると効果的です。また、経験を通じて培った価値観や姿勢が、応募先の教育方針と調和していることを示すと良いです。
To understand marginalized communities, it is essential to recognize that one’s common sense does not always apply universally. During my time in the U.S., I formed close relationships with individuals from diverse cultural backgrounds, including those from France, Vietnam, Taiwan, and Poland. These experiences taught me to remain non-judgmental and to respect perspectives different from my own. As globalization continues to evolve, Japan must also embrace diverse values and voices that are often suppressed by the majority. By visualizing hidden stories and raising public awareness, I aim to contribute to building a more inclusive and compassionate society. I firmly believe that even small shifts in awareness can pave the way for a kinder, more accepting world.
5. 結論 – どうして上智大学の国際教養学部で学びたいか
結論では、自分の目標や価値観が大学のプログラムとどのように一致しているかをまとめます。具体的な授業や教授の名前に触れると説得力が増します。また、プログラムでの学びが将来の目標にどうつながるかを具体的に示し、最後に応募先の大学で学ぶ意欲を強調しましょう。
Through the liberal arts curriculum at FLA, I aim to explore Japanese society from multifaceted perspectives, such as history, economy, and politics, to develop keen insights and critical thinking skills. The field of social studies will provide both theoretical and practical foundations for my aspirations. I am particularly intrigued by the “Digital Oral Narratives” course taught by Professor David Slater, where I hope to amplify the voices of marginalized individuals and gain a deeper understanding of Japan’s societal issues.
Additionally, Sophia University’s advanced study abroad programs perfectly align with my academic and personal growth goals. The school’s motto, *“Men and Women for Others, with Others,”* resonates deeply with the society I envision creating. I am eager to take the first step toward achieving my dream at Sophia University, where I can further refine my skills and broaden my perspective to contribute to a more inclusive and understanding world.
教授一覧比較文化、国際ビジネス・経済、社会科学で分けて載っています。教授の関連記事を読むと、授業が想像しやすく志望動機も書きやすくなります!
これらのポイントを盛り込むことで、上智大学国際教養学部(通称FLA)に対して強い志望動機が伝わる志望内容となります。より、具体的な内容は、授業を通して知っていきましょう!以上が、上智大学で開校されている英語学位が取得できるFLAの出願における詳細や対策方法でした。
.
■住所
東京都千代田区紀尾井町7-1 (四ツ谷キャンパス)
■URL
https://www.sophia.ac.jp/
■帰国子女枠募集学部・人数
国際教養学部を除く全ての学部・学科 若干名
帰国子女枠(特別選考)って難しい?
帰国子女枠(特別選考)受験は、きちんと対策を行えば難しい試験ではありません。
国内の一般生とは全く異なる教育を受けてきた帰国子女の「キラリと光る何か」を探し、それを評価する受験であると言えるでしょう。
つまり、学生1人1人が海外生活で養ってきた言語力や学力に加え、その他個性的なスキル、考え方、価値観といったものが重視されます。
オンライン家庭教師EDUBALには、上智の帰国子女枠受験経験者や、SAT、IB、TOEFLなどの高得点所持者が多数在籍しています。
そのため、帰国子女特有の悩みを理解し、学習面のサポートを1対1で行うことで、志望校への合格に繋げることができます。
「インターネットを使ってIBのサポートを受けたい」「〇〇学校の帰国子女枠対策をしてほしい」「こんなことできますか?」など、お気軽にお問い合わせください。
EDUBALとは、帰国子女の方に向けてオンラインで学習サポートを行うサービスです。
1.教師は全員【帰国子女】×【難関大生】
自身が帰国子女だからこそ、同じ境遇の生徒様の気持ちを理解して指導することができます。また、歳の近い難関大生が指導を行うので、憧れのお兄さん、お姉さんのような存在として、生徒様に寄り添った指導を行うことができます。
2.全世界どこからでも指導を受けることが可能
オンラインで指導を行うため、世界中どこでも、自宅から指導を受けることができます。
3.帰国子女枠受験対策から学習サポート、統一試験まで幅広く対応
殆どの教師が帰国受験を経験しているので、自身の経験に基づいた指導を行うことが可能です。統一試験(IB、SATなど)では満点をとった教師も在籍しており、多くの指導を行っています。
この記事のカテゴリー・タグ
下記では、今までEDUBALで指導を受講された生徒様、保護者様から寄せられた声を掲載しています。
EDUBALで家庭教師をつけるかどうか迷われている方は、ぜひ参考にご覧ください。
はじめは講師が学生さんということで心配な面がありましたが、プロフェッショナルで指導計画も的確でした。親身に指導していただき、本当にありがとうございました。安心してお任せできました。
親切で丁寧な、素晴らしい先生に指導していただきました。
解説がわかりやすく、アドバイスが的確です。いつもありがとうございます。今後もよろしくお願いします。
ホワイトボードを使った指導がとてもわかりやすかったです。毎回わかりやすく、楽しい授業でした。
丁寧なご指導をいただき、ありがとうございました。おかげでテストのコツや勉強方法などがわかり、感謝しております。息子にとって良いお手本になっていただき、将来の目標ができましたようです。