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みなさん、東京大学の英語学位プログラムの1つ、『PEAK (Programs in English at Komaba) 』をご存知ですか?PEAKは国際教養学をベースに、グローバルな視点と多角的な思考力を育むことを目指したプログラムで、すべての授業が英語で提供されているのが特徴です。
本記事では、PEAK入試の概要と出願に当たってどのような対策が必要かや、志望理由書はどのような内容を書けばいいかといったことについてまとめています。ぜひ、受験の対策にお役立てください。
なお、東大PEAK受験は情報戦で、適切な情報を集めることがとても大切です。当サービスは、そのように東大PEAK受験のためのノウハウやアドバイスを知りたい方に向けたオンライン指導を提供しています。
教師は全員国際的な視野を持つ経験豊富な指導者であり、かつ東京大学、早稲田大学、慶應大学、上智大学などの現役難関大生です。海外にいる方はもちろんのこと、PEAKを目指す受験生に向けて、実績豊富な指導を提供いたします。
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東大PEAKプログラムは、他の帰国子女入試や英語学位入試と比べて、より厳しい海外教育の条件が求められます。具体的には、12年以上の課程を修了した者の中でも、以下の条件を満たす必要があります。
1. 高校卒業前の直近6年間のうち、少なくとも5年間を日本語以外の言語で教育を受けている、または受ける予定であること。
2. 資格試験において一定の得点を取得していること(例:SAT 1480点以上)。
資格試験の点数や詳細な要件については、出願書類をご確認ください。
出願のタイミングは1回だけとなっております。出願の1回目と2回目は春入学で、3回目と4回目は秋入学となっております。出願のタイミングは以下の通りです。
選考名 | 日程 |
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書類出願 | 11月12日 – 12月10日 |
一次選考結果 | 2025年1月下旬 |
二次選考結果 | 2月から3月上旬 |
結果発表 | 3月28日 |
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PEAKについての基本情報は以下の通りです。
大学 | 東京大学 |
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学部 | 国際教養学部 |
コース | 国際日本研究コース、国際環境学コース |
正式名称 | Programs in English at Komaba |
入学時期 | 9月入学 |
東大PEAKの倍率は、以下の通りです。
Japan in East Asia(国際日本研究コース)
年度 | 倍率 |
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2020 | 4.39 |
2021 | 4.37 |
2022 | 4.46 |
2023 | 5.22 |
2024 | 5.61 |
Environmental Sciences(国際環境学コース)
年度 | 倍率 |
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2020 | 3.48 |
2021 | 3.56 |
2022 | 3.15 |
2023 | 4.04 |
2024 | 4.61 |
全体的に倍率は3〜5倍となっていますが、実際の難易度は倍率以上に高いと言えます。というのも、PEAKプログラムの受験条件や要求されるハードルが非常に高く、まずはその条件を満たすこと自体が難しい場合もあります。加えて、受験準備にかかる時間や労力も大きく、英語力、さらに専門的な知識が必要とされるため、受験生にとっては対策が非常に大変です。これらの理由から、倍率が示す以上に実際には競争が激しく、入試の難易度は予想以上に高いと感じるでしょう。
PEAKプログラムの最大の特徴は、全ての授業が英語で行われることです。PEAKでは、グローバル化が進む社会で必要とされる柔軟な思考力、優れた英語力、多文化理解力を身につけることができます。また、少人数制のクラスでは、世界各地から集まった多様な学生とともに学び、国際的な視野を広げることができます。さらに、経験豊富な教授陣が揃っており、質の高い教育環境が整っています。
カリキュラムは1〜2年生は「国際教養コース」を学びます。つまり、最初の2年間で専門分野だけでなく、幅広い知識基盤を身につけることができます。3年生からコースごと(Japan in East Asia か Environmental Sciences)に専門的に学びます。このような学びを通して、多角的な問題解決能力を育て、現代社会で活躍できる力を養います。
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通称「JEA」と呼ばれるこのコースでは、日本および東アジア地域の歴史、文化、国際関係などを包括的に学べます。各学生は、英語、数学、歴史、政治、経済に関しては入学前に規定の背景知識を身に付けておくことが推奨されます。また、このコースを修了後には、英語で修士号や博士号を取得できる「Graduate Program on Global Society (GSP)」に進学することも可能です。
後期課程では、以下のコア科目から選択して学ぶことができます:
①East Asian Thoughts(東アジア思想)
②East Asian Cultures(東アジア文化)
③History of Modern Japan(近現代日本史)
④History of International Relations in East Asia(東アジア国際関係史)
⑤Society in East Asia I & II(東アジア社会Ⅰ・Ⅱ)
通称「ES」と呼ばれるこのコースでは、環境システムと地球科学について幅広く包括的に学べます。環境問題に対する解決策や政策の策定に必要なスキルを身につけることが期待されています。各学生は、数学、物理、化学、生物に関しては入学前に規定の背景知識を身に付けておくことが推奨されています。
以下の6分野にわたって多角的な専門知識を学べます:
①Environmental Principles
②Management and Policy
③Measurement and Evaluation
④Materials, Systems and Dynamics
⑤Energy and Resources
⑥Health and Security / Urban Planning Technology
理系科目中心ではあるものの、現実の環境問題に即して法律、マネジメント、フィールドワークなどのアプローチを備えている点も特徴です。
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出願書類は以下の7点があります。詳しくはこちらからご確認ください。(全文英語です)
1. 成績証明書(正式なもの)
2. 共通テスト(SAT、ACT、IB Diploma、GCE A-levels、のいずれか1つ以上)の公式スコア*1)
3. 英語能力試験の公式スコア(該当する場合)
4. 卒業(見込み)証明書
5. 学校概要
6. その他の成果を証明する書類
7. エッセイ(500〜600ワード)*2)
*1)SATスコア条件
SATスコアは1480点以上が必要です。また、出願するコースによって、必要なスコア科目が異なります:
国際日本研究コースの場合は少なくとも3科目のスコアを提出する必要があります。どの科目でも構いません。
国際環境学コースの場合は、次の3科目のスコアを提出する必要があります:数学、理科(物理、化学、生物のいずれかを含む)、任意の科目
*2)エッセイのお題
エッセイのお題は例年異なりますが、毎年志望理由ではなくランダムなお題が出ます。以下に2025年度入学のお題をもとに解説をしているのでぜひ確認してください。
詳しくは、公式サイトをご確認ください。
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選考方法は、1次選考と2次選考に分かれています。
1次選考は書類選考です。したがって、一般入試や筆記試験が課される学校に比べると、特別な対策はそれほど必要ありません。しかし、その代わりに英語能力テストや共通テストのスコアの基準がとても高いです。このため、前もって英語資格の取得や共通テストの対策、さらに自分がその学部で学びたい理由を明確かつ具体的にする必要があります。
2次選考では、国際日本研究コースは面接のみ、国際環境学コース受験者には数学の簡易テストが課されます。以下に、書類選考及び面接と数学の試験で抑えるべきポイントを詳しく解説しています。ぜひご確認ください。
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1次選考は、書類選考です。ここでは、提出書類の中でも重要となってくるEssayと英語の資格試験及び共通テストについて解説していきます!
Essay(課題文)
出願者は、英語で500から600文字のEssay(課題文)を書く必要があります。このEssayでは、出願者の個性やアイデアの独自性、文章力、そして批判的に考える力を示す必要があります。エッセイは出願者自身が完全に書いたものでなければならず、他の人の助けを借りたりAIを使用することは禁止されています。以下に、2024年度入試及び2025年度入試(出願は締め切っています)をもとに、書く際のポイントをお伝えします!
【2024年度入試Essay お題】
〜Please demonstrate that you are not an AI (Artifical Intelligence) 〜
このお題には明確な答えはありませんが、ここで自分の志望コースへの熱意や知識、人間性をアピールすることができます。なので、答えは志望コースによって異なってくるでしょう。ここで重要なのは、一貫性を持たせることです。例えば、Environmental SciencesのHealth and Security / Urban Planning Technologyを志望する場合、地域コミュニティでの直接的な経験を通じて得た共感性や自分の持っているアイデアをもとに、AIとは異なる人間ならではの視点を提示することができます。また、Japan in East Asiaでは、人間味がどこよりも出る哲学を基にアプローチすることも可能です。柔軟な発想で取り組んでみましょう!
【2025年度入試Essay お題】
〜Choose a public figure who you view as a role model and explain why. If you could change one thing about this person, what would it be and why?〜
こちらも、上記と同様、このお題には、明確なわかりやすい答えがあるわけではありませんが、ここのEssayこそが自分が志望しているコースへのやる気と、自分の知識や自分の考えや人間性を見せられるところです。そこで、このお題の答えは志望するコースによって答えが異なってくるでしょう。自分が志望する分野で有名な人を提示することをお勧めします!
英語能力証明資格としては、TOEFLとIELTSが挙げられます。これらは、東京大学 PEAKの受験だけでなく、他の学校や学部を受験する際にも必須となるため、早めの対策が重要です。例えば、東京大学 PEAKだと、TOEFL iBTのスコアでは、合格には最低110点以上あれが求められます。注意点として、MyBestスコアは利用できませんので気をつけましょう。現在のスコアによって対策方法が異なりますが、100点未満の方は、参考書や過去問を数多く解くことが重要です。もし100点のスコアが出ているもののそれ以上伸び悩んでいる方は、量より質を重視してください!過去問を解いた後、見直しを行い、どのタイプの問題で間違いやすいかを分析するのがおすすめです。その後、苦手なタイプに応じた対策用の参考書などを活用して克服していきましょう!筆者もEDUBALで家庭教師をしており、3ヶ月で10点伸びる生徒も珍しくありません。英語資格のスコアアップに向け、EDUBALの家庭教師を活用してぜひ目標を達成しましょう!
英語能力テストについて詳しく知りたい方はこちら!【速報】TOEFLが新形式に!従来の試験からの変更点は?
<TOEFL・IELTS合格スコア300名大調査!>帰国大学受験に必要な英語能力試験のすべて
【TOEFLとIELTS結局どっち?】選び方とおすすめが分かる完全解説版
共通テストには、SAT、ACTスコア、またはIB Diplomaスコアが含まれます。これらは英語力を測る語学試験とは異なり、総合的な学力を評価する試験です。そのため、苦手科目がある場合には十分な対策をしないと難しく感じるかもしれません。東京大学 PEAKプログラムにおいては、受験要件として、SATのスコアは最低1480点以上が求められます。ここでは、SATの対策方法について簡単にご紹介します。SATの英語セクションでは合計54問を64分で、数学セクションでは70分で44問を解答する必要があり、1問あたり1分から1分半のペースで解く計算となります。そのため、高得点を目指すにはSAT特有の問題形式に慣れることが重要です。知識があるだけでは必ずしも高得点が取れるとは限らないため、これまでの努力を最大限に発揮するためにも、SATに特化した計画的な対策をおすすめします!
共通テストについて詳しく知りたい方はこちら!【SAT試験情報】SATとはどんな試験?何のために必要?いつから準備するべき?
ACTって何が問われるの?SATって何が問われるの?違いは?
IB(国際バカロレア)資格とは?経験者が全て解説!
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1次選考に合格した志願者は、2次選考へ進みます。2次選考ではオンライン面接が実施されます。面接中には面接官から出される質問に対して、筆記で回答を求められる場合があることも念頭に置いておきましょう。
⚠Environmental Sciences(環境科学)を志望する場合、面接の前にオンラインで数学試験を受験する必要があります。数学試験のサンプル問題は、こちらからご確認ください。 ここでは、面接についてのみ取り上げます。
面接では、志望動機や自己PRに加え、専門的な知識を問われる質問があります。具体的には、JEAで学べる5つの分野の中から3つを選び、それに基づいて質問されます。PEAKプログラムのJapan in East Asia(国際日本研究コース)を志望する学生が面接で選択できる分野は以下の通りです:
1) 社会、2) 経済・ビジネス、3) 文学、4) 歴史、5) 国際関係
以下は、社会の分野におけるサンプル問題です。他の分野についてはこちらからご確認ください。
・社会において政治的な変化を実現する方法には、革命、改革、軍事クーデター、外部からの憲法改正の強制などがあります。あなたはどの方法を支持しますか?その理由も教えてください。
・社会的制度がどのようにしてジェンダー規範を維持しているのか、いくつかの例を挙げて説明してください。
→面接の質問は非常に専門的で、志望する分野について広範に問われるため、基礎知識をしっかりと習得した上で、歴史や政治、経済に関して自分の意見や考えを持つことが重要です。
以下は、PEAKプログラムのEnvironmental Sciences(国際環境学コース)を志望する学生が、面接で出題されるトピックとそれぞれの例題です。 面接では物理、化学、生物、経済のいずれかからの分野における質問がされます。
面接では、4つの分野から各分野に基づいて質問されます。分野は以下の通りです。
1) 物理、2) 化学、3) 生物、4) 経済
以下は、化学の分野におけるサンプル問題です。他の分野についてはこちらからご確認ください。
・化学的観点から見た「水」について、できるだけ多く説明してください。
・水素と酸素で満たされた風船に火を近づけると爆発が起こり水が生成されますが、水が自発的に水素と酸素に分解されることはありません。なぜこのような現象が起きるのでしょうか?
→Environmental Sciencesの面接では、物理の分野などで計算を求められる質問もあるため、面接試験であっても筆記試験のような要素が含まれることがあります。面接だからといって油断せず、理系の応用問題をたくさん解いて準備しておきましょう。
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以上が、東京大学 PEAK入試の概要及び対策ポイントです。東京大学は日本一の大学であり、そのため、他の大学の英語学位入試と比べても圧倒的に難易度が高く、競争が激しいことは間違いありません。受験者の多くは日本国内だけでなく、中国をはじめとする様々な国から集まっており、非常に国際的な環境です。つまり、世界のトップクラスの学生たちが集まるため、十分な準備と対策が不可欠です。しかし、海外経験や英語力があれば、それらの条件はクリアできるため、自分の強みを生かしながら取り組むことが大切です。貴重な経験を通じて得られるスキルは、こういった入試においても十分に活かせます。計画的に準備を進め、焦らず着実に対策をしていきましょう!
帰国子女枠(特別選考)って難しい?
帰国子女枠(特別選考)受験は、きちんと対策を行えば難しい試験ではありません。
国内の一般生とは全く異なる教育を受けてきた帰国子女の「キラリと光る何か」を探し、それを評価する受験であると言えるでしょう。
つまり、学生1人1人が海外生活で養ってきた言語力や学力に加え、その他個性的なスキル、考え方、価値観といったものが重視されます。
オンライン家庭教師EDUBALには、京都大学の帰国子女枠受験経験者や、SAT、IB、TOEFLなどの高得点所持者が多数在籍しています。
そのため、帰国子女特有の悩みを理解し、学習面のサポートを1対1で行うことで、志望校への合格に繋げることができます。
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EDUBALとは、帰国子女の方に向けてオンラインで学習サポートを行うサービスです。
1.教師は全員【帰国子女】×【難関大生】
自身が帰国子女だからこそ、同じ境遇の生徒様の気持ちを理解して指導することができます。また、歳の近い難関大生が指導を行うので、憧れのお兄さん、お姉さんのような存在として、生徒様に寄り添った指導を行うことができます。
2.全世界どこからでも指導を受けることが可能
オンラインで指導を行うため、世界中どこでも、自宅から指導を受けることができます。
3.帰国子女枠受験対策から学習サポート、統一試験まで幅広く対応
殆どの教師が帰国受験を経験しているので、自身の経験に基づいた指導を行うことが可能です。統一試験(IB、SATなど)では満点をとった教師も在籍しており、多くの指導を行っています。
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下記では、今までEDUBALで指導を受講された生徒様、保護者様から寄せられた声を掲載しています。
EDUBALで家庭教師をつけるかどうか迷われている方は、ぜひ参考にご覧ください。
優しく教えていただいいる上、レッスンの内容が深みがあり、授業がとても楽しいです。先生に出会って志望大学へのモチベーションがますます高まりました。楽しいのはもちろんのこと、いつも程よい緊張感がある先生の授業が大好きです。
楽しい授業をしていただいています。
注意点を示す時に的確かつ簡潔に説明していただけてとてもありがたいです。質問にはすべて丁寧にいただき、帰国子女としての受験の実体験からも多くアドバイスしていただけます。自分の日本語力が周りより低い中、受験合格までの文法や言い回しを沢山指導していただきました。量をたくさんこなすよりも一つ一つのトピックを分析しながら話し合う先生の教え方が自分にすごく合っていると思っています。去年書いた小論文からは大きく成長していると感じ、面接でもだいぶ自信がついてきました
とても上手に授業を進めてくださいました。回答をしたときに仮に間違った回答や趣旨から外れた回答をしてしまっても、決して否定せずに肯定的なアドバイスをくださり、時にはその解答を活かしたアドバイスなどをしていただけたことによって、「回答をすること」自体も楽しくなったようです。子供の考えを丁寧に聞いてくださるため、モチベーションが自然と上がっていきます。授業の内外関わらずコミュニケーションをとりやすく、モチベーションを維持することができました。
しっかり対話しながら授業を進めてくれます。 勉強に対するモチベーションが上がっていて、感謝しています。