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帰国子女を受け入れている学校に、EDUBALアンバサダーが母親目線で学校訪問するプロジェクト。今回は神奈川県川崎市にある桐光学園中学校・高等学校を訪問しました。
日本では珍しい「男女別学制」を導入している桐光学園中学校・高等学校。卒業生にはJリーガーやプロ野球選手・メジャーリーガー等も輩出する傍ら、難関国公・私立大学への進学率も高く、文武両道を体現しています。
帰国生が持つ多様な経験と才能を最大限に生かし、グローバル社会で求められる資質を備えたリーダーの育成に取り組んでいる、桐光学園中学校・高等学校の魅力に迫ります!
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2028年に完成を予定する、進学棟としての機能をもった新校舎の完成予定模型
所在地 | 〒215-8555 神奈川県川崎市麻生区栗木3丁目12番1号 TEL:(044) 987-0519 |
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アクセス | 最寄駅/小田急多摩線 栗平駅下車徒歩12分 ○小田急線新百合ヶ丘駅乗りかえ ○京王相模原線永山駅乗りかえ |
生徒数 | 中高あわせて約3000名 |
男女比 | 6:4 |
帰国生割合 | 約1割〜2割 |
コース | 中3/高1では成績などによりSAコース・Aコース 高2より4つの進学コース(文Ⅰ・理Ⅰ・文Ⅱ・理Ⅱ) 文Ⅰ・理Ⅰに選抜クラスあり(αクラス) |
帰国生入試 | あり |
編入 | あり |
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【岡村 薫 校長】
桐光学園英語教諭約30年勤務後、国際部長として8年従事。
昨年4月より校長に就任。
受験勉強に励む日々の中で、挑戦の喜びと同時に、不安や迷いを感じることもあるかもしれません。努力が実を結ぶかどうか、自分の選択が正しかったのか、そのような思いを抱えながらも、一歩一歩前進していること自体がすでに大きな成長です。
本校は、知識を深め、思考力を鍛え、仲間とともに切磋琢磨する場です。学問だけでなく、スポーツや文化活動にも真剣に取り組み、精神を鍛え、人間性を磨くことを大切にしています。ここでの学びは、単なる試験のためでなく、未来を切り拓くための力となります。
自ら考え、努力を惜しまず、高みを目指す姿勢があるならば、本校はその志を全力で支えます。受験勉強の先にある、自らの成長と新たな可能性を信じ、最後まで力を尽くしてください。皆さんとお会いできる日を心より楽しみにしています。
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岡村校長:
実は最初、校長職を引き受けるのに悩みました。しかしながら、国際部長として8年間務めている間、帰国生がおかれている現状に常々違和感を感じていたこともあり、私の軸でもある帰国生の活躍できる社会作りのためにも良い機会だと思い校長職を引き受けました。
岡村校長:
基本的には帰国生のみのクラスやコース、カリキュラムはありません。どのクラスにも帰国生と一般生が混ざっています。希望者に英語の取り出し授業があり、そのクラスは帰国生がほとんどです。
本校は男女別学・他校には類を見ない8割近い専任教員率による、二人担任の制度をとっています。中学の3年間は基礎をしっかりと積み上げ、中学3年次と高校1年次ではSAコース/Aコースに分かれて学びます。
高校2年次からは、志望進路や学習状況に応じて、『文Iコース(国公立大学文系中心)』『理Iコース(国公立大学理系中心)』『文IIコース(私立大学文系中心)』『理IIコース(私立大学理系中心)』に分かれます。Iコースには文理ともに最難関国公立大学を目指すαクラスも設置しています。
英語取り出し授業の様子(中3生男子)
岡村校長:
男女別学の一番のメリットは、性別に基づく社会的な期待や役割に左右されず、個々の能力や興味に応じて学びやすくなることです。
例えば、男子でも合唱が好き、女子でも虫が好きなど、「こうあるべき」的なジェンダーギャップを感じず、余計な異性の目を排除しながら学習できるということです。
実際、教師の体感としても、男子における授業展開と女子における授業展開とでは違いがあり、脳の成長段階における性別の特性があると、教員の間で話題に上がることもあります。
男女別学といっても、文化部などのクラブ活動、委員会活動、講習や学校行事など、男女が一緒に活動する場は多く提供されていますし、放課後は自由に交流もできます。来年度は女子棟の一階部分に男子生徒が入れるようにも変わりました。
男子校の良さ、女子校の良さ、共学校の良さを全部取り入れたものが男女別学です。
岡村校長:
本校には留学プログラムやホームステイ、グローバル研修、カナダ オンタリオ州やアメリカ ロードアイランド州の高校卒業資格を取れるDDPなど、国際教育・多様な国際理解を促すための様々なグローバルプログラムを用意しています。
カナダ オンタリオ州のDDPでは日本の単位が認定されており、放課後や長期の休みなど自由な時間を利用してオンラインで受講できます。すでに5名ほどの生徒がDDPを受講しています。
また、生徒主体の年間行事の1つにTOKOグローバルフェアというものがあります。
この企画は、ターム留学から帰国した生徒が「留学を通して実際に体感した異文化交流の良さを後輩に伝えたい!」という想いから発足しました。
最初は数名でしたが、今では男子生徒25名、女子生徒25名のおよそ50名の生徒が集まり、グローバルプログラムに対する想いや経験を実際にカタチにしようと動いています。
(左)TOKOグローバルフェアのポスター /(右)TOKOグローバルフェアの様子
岡村校長:
ユニーク講習は、生徒の知的好奇心や探究心を刺激し、学習する楽しさを実感してもらうことを目的に開講しています。多彩に用意された講習の中には、中学1年から高校3年までの生徒(男女)が共に学習できるものもあります。生徒同士が教え合うなどの環境がお互いの刺激となり、授業やその他の講習に対する学習意欲を高める効果も期待できます。
本校のDDPのスタートは、ユニーク講習で生徒から要望が上がったことがきっかけでした。
岡村校長:
本校には文化部28種、運動部20種のクラブ活動があります。
運動部では、野球、サッカー、バスケットボール、水泳などがトップレベルで、それぞれに公式戦でも使える施設が整っています。高校入学の際に男子においてはクラブ推薦もあります。今年はプロ野球のドラフト指名を獲得した生徒もおり、現在日本代表を含むJリーガー、メジャーリーガーで活躍している卒業生もいます。
(左上)全面人工芝サッカー場 (右上)屋内プール (左下)メイングラウンド (右下)屋内アップコート
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岡村校長:
高い専任率を誇る我が校ならではだと思いますが、帰国生の学習状況を的確に把握し、必要に応じて補習や追加のサポートを提供しています。
また、異文化理解や帰国子女特有のニーズに関する研修を教師陣に提供し、適切なサポートができるようにしています。
岡村校長:
本校には異文化ストレス受容などが専門のスクールカウンセラーが2名います。個別のニーズに対応できるように、適切なカウンセリングを提供し、心理的サポートを行っています。
他にも帰国生交流プログラムで相互理解を深める機会を設けたり、帰国生(およびその保護者)と面談などを通して、学校のサポート体制や進捗状況に関する定期的な情報提供を行ったりしています。
「桐蔭学園中等教育学校ってどんな学校?」 ~帰国子女の母が行ってみた!~
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岡村校長:
毎年、難関国公立大学や有名私大に進学することで、塾や予備校に行かなくても最難関校に合格できるTOKO PRIDEを生徒達は形にしてくれています。
本校では、一般入試を受験する生徒が多いですが、学校の個別添削講習などを受講し、面接・プレゼン練習などのサポートを受けながら、総合型(推薦)入試や指定校入試で合格を勝ち取る生徒もいます。
岡村校長:
本校はむやみに海外大学を勧めていません。しかしながら、アジア圏も含めて海外にはこういう選択肢もある、という情報を提供することは必要ですので、来年度から「海外も視野に入れた世界から選ぶ進路設定」を強く打ち出そうと考えています。
岡村校長:
国内大学とイギリス「ラッセルグループ」やオーストラリア「グループ8」などの名門大学との両方に出願する「グローバル併願」をサポートしています。国内受験を準備しながら、手間や負担を最小限にしつつ海外大学の合格を目指すことができます。
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【桐光学園中学校・高等学校ホームページ「入試情報」】
https://www.toko.ed.jp/high/exam/essential.html
★詳細は必ず学校ホームページや説明会等でご確認ください。
【2025年 桐光学園中学校帰国生募集要項(抜粋) 】
■出願資格: 以下の条件をすべて満たしていること。
①保護者の海外在留に伴う海外在住期間が通算1年以上で,2019年4⽉以降に帰国した者。またはそれに準ずる者。もしくは国内インターナショナルスクールに4年以上在籍している者。
②入学後、保護者もしくはそれに準ずるところから通学可能な者。
■募集人数:若干名
■試験科目/試験時間/配点
①国語・算数・英語(英検準2級程度)から選択した2科目(2科目合わせて80分/各100点 計200点)
②受験生面接(日本語) 受験生のみ実施、5〜10分程度
【2025年 桐光学園高等学校帰国生募集要項(抜粋) 】
■出願資格: 以下の条件をすべて満たしていること。
①保護者の海外在留に伴う海外在住期間が通算1年以上で,2019年4⽉以降に帰国した者。またはそれに準ずる者。もしくは国内インターナショナルスクールに4年以上在籍している者。
②入学後、保護者もしくはそれに準ずるところから通学可能な者。
■募集人数:(男子)SAコース 若干名 (女子)SAコース 若干名
■試験科目/試験時間/配点
①英語(英検2級程度)(英文和訳・英作文・英文エッセイ・リスニングなど) (60分)
②受験生面接(日本語)
岡村校長:
中1から高3までの6年間を、同じメンバーで過ごすことは大変有意義なことです。一方で、成長とともに気持ちも変わり、目標も変わってきます。高校から新たに生徒を迎えることで、中入生、高入生共に刺激し合い、選択肢を広げることができるのは大規模校ならではだと思っています。
岡村校長:
年3回募集があります。試験の内容は国語、数学、英語の3教科(それぞれの学年相当の学力試験)と本人と保護者揃っての面接です。
岡村校長:
保護者の転勤などはよくある事例ですのでご安心ください。
岡村校長:
帰国生入試などで合格したものの、4月入学が難しい生徒については、1年程度合格の権利を保持したまま、入学のタイミングを合わせることが可能ですので是非ご相談ください。
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桐光学園中学校・高等学校の訪問で初めて「男女別学」という学校形態を知りました。最初は男子校や女子校との利点の違いが分からなかったものの、実際に見学して説明を受けたあとは、そのメリットに大きく頷けます。
これまでにも帰国生の受け入れや、帰国生教育のお話を何校かで伺ってきましたが、今回、帰国子女教育に対する岡村校長の想いをお聞きし、帰国子女の子供を持つ母親として、改めて気付かされる点が幾つもあり、自身の中で答え合わせをした感じでした。
どの学校にもそれぞれの考えや方針があり特徴も違います。もし、我が子の受験前に岡村校長のお話をお聞きしていたら、また違う選択肢を選んでいたかもしれません。
授業見学の際に話を伺った生徒達の話ぶりや表情からも自信を感じ、文武両道を楽しんでいる様子が伝わってきました。
これからの帰国生の未来のためにも、桐光学園がリーダー的な存在になって欲しいと思える学校訪問でした。
シンガポール在住歴14年、アメリカ国籍の主人と国際結婚。 3人を子育てしながら、通信制大学で心理学を専攻中。育児支援コミュニティKids Priority Cafe主宰。趣味は教育・海外生活について綴るnote執筆。好きな言葉は「始めれば始まる」。子どもたちの中高帰国子女受験を経験。
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EDUBALは難関大学に通う帰国子女や元IB生の大学生と、家庭教師を探している生徒様をつなぐオンライン家庭教師サービスです。
約5,500人(2024年7月時点)の教師が在籍していますので、生徒様に合う教師を紹介することができます。
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英検準二級に合格し、また苦手科目だった数学の点数が飛躍的に伸びました。結果が出ているので安心して任せられます。
とても熱心に指導していただきました。娘も説明がわかりやすいと言っておりました。
生徒に寄り添って根気強く教えていただきました。また、普段から励ましや声掛けなど勉強以外のところでも心の支えになり、モチベーションを上げていただきました。試験に向けての励ましやお声がけもいただき、落ち着いて試験に臨むことが出来ました。本当にありがとうございました。
受験した高校は親子そろっての面接なので、子どもの面接の様子を間近で見ることができました。想像していたよりもずっと立派な受け答えができていたので先生の指導によるものと感謝しています。また英作文のほうも内容・構成ともにしっかりしたものが提出できたようです。この度はご指導いただきありがとうございました。。指導の内容のみならず、生き様や学問に向かう姿勢、ご相談に乗っていただいた内容が、きっとこれから何年もキャリア形成に役立っていくと信じています。本当にありがとうございます。
中学入試のための英語エッセイを英語で指導していただきました。小学生には難しいところを的確に指導していただき、エッセイの構成や内容が格段に向上しました。親しみやすい雰囲気で毎週レッスンが楽しみでした。