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IB経験者のEDUBAL教師による情報をもとに、TOKの学習内容、TOKの勉強法、エッセイの書き方、プレゼンのテーマ選択などに関するアドバイスを集め、まとめました。
「どのようにTOKの対策をすればいいのか分からない!」、「エッセイとプレゼンのテーマが決まらない…」、などのお悩みをお持ちの皆様、是非このページをお役立てください!また、2022年5月試験から始まる新カリキュラムの評価物についてご紹介しているので、ぜひ一読ください!
本ページは『知の理論(TOK)指導手引き 2015年第1回試験』と『知の理論(TOK)指導手引き 2022年第1回試験』を基に作成しております。
2020 May IB Final Exams中止と2021年度大学入試についての情報
自宅学習中のIB生がやっておくべき3つのこと
<全IB生必見>IB TOKのWOK(知るための方法)やAOK(知識の領域)を徹底紹介!
<IB生必見>TOKの分析方法を徹底解説!AOKやWOKを使った分析方法を紹介!
TOKエッセイの対策ポイント〜トピック決めから書き方までご紹介!〜(国際バカロレア(IB)勉強法)
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この項目では、TOKの学習内容、Ways of KnowingやAreas of Knowledgeの分析法、授業内容の理解を深める方法などを分かりやすくまとめています。TOKがどういった学問なのか分からない、どのようにしてTOKを勉強すればいいのか悩んでいる、という方は是非ご覧ください。
TOKはIB特有の必修科目であり、TOKのスコアは課題論文(Extended Essay)の評価と合算されて、最大で3点満点のボーナスポイントが与えられます。
TOKとは「考え方」を問う哲学のような科目であり、私たちが持っている知識を「知る」また「知っている」とはどういうことなのか、などを学習することで生徒の批判的思考を培うことを目的としています。具体的には、Knowledge Questions*を理解し、Real life situationと呼ばれる実例に当てはめて分析をすることを目的としています。
そのために、TOKの授業では知識を得るための方法(Ways of Knowing)と、知識の分野(Areas of Knowledge)という概念を学習します。以下、この二つの概念について分かりやすく説明します。
*Knowledge Questions: 知識とは何か、自分が「知っている」と主張している事柄はどのようにして知っているのか、ということを問うquestionのこと
Ways of Knowingとは、「知識を得るための方法」です。
その方法には、Language・Reason・Emotion・Faith・Memory・Sense Perception・Intuition・Imaginationの8種類ありますが、実際に授業で扱うのはこの8つのうちの4つのみとなります。
先ほども述べたように、TOKの大きなテーマは「どうして私たちは知っているのか?(How do we know?)」です。Ways of Knowingはこの問題に答える手助けをしてくれるほか、問題に答えるための「根拠 (evidences)」にもなります。例えば、Ways of Knowingのうちの一つであるLanguage(言語)を例にすると、『言語は我々の知識にどのような影響を及ぼしているのだろうか』というテーマを取り上げて批判的に考えていきます。
Ways of Knowingの分析とは、それらがKnowledgeを得るためにどういった働きをしているのか理解し、それらを通して得たKnowledgeがどれほど信頼でき、またどのような欠点を持つのかなどを吟味することを意味します。
WoKの詳しい説明はこちらをご覧ください:
<全IB生必見>IB TOKのWOK(知るための方法)やAOK(知識の領域)を徹底紹介!
WoKを使った分析方法をこちらで紹介しているので、ぜひ一読ください:
<IB生必見>TOKの分析方法を徹底解説!AOKやWOKを使った分析方法を紹介!
Areas of Knowledgeとは、私たちが持つ知識が基づく分野を指します。
その分野とは、Mathematics・Natural Sciences・Human Sciences・History・The Arts・Ethics・Religious Knowledge Systems・Indigenous Knowledge Systemsと8種類ありますが、IBはこのうちの最低でも6分野を詳しく学ぶように生徒に推奨しています。
TOKでは、Ways of KnowingがAreas of Knowledgeで知識を生み出すためにどのような働きをしているか、といったことを学んでいきます。
例えば、社会科学(Human Sciences)における言語(Language)の役割を例に取ると、次のように分析することができます:『社会科学の分野において頻繁に利用される《アンケート調査》は「言語」を用いたデータ収集ですが、そこには「言語」ゆえの欠点が存在しています。「言語」はその言葉遣い・表現の仕方によって回答者の回答を誘導することも可能であるため、アンケートの信用性が疑われる場合があるのです。』
Areas of Knowledgeの分析とは、その分野における知識を獲得するためにどのWoKがどのように用いられているのか学び、その手法の限界や欠点を吟味することを意味します。
分析におけるAoKの使い方をこちらで紹介しているので参照ください:
<IB生必見>TOKの分析方法を徹底解説!AOKやWOKを使った分析方法を紹介!
より詳しくTOK(Theory of Knowledge)の学習内容が知りたい方は、以下のリンクから2015年度に発表されたTheory of Knowlege Guide(公式)をご覧になることができます(こちらは2021 Nov.試験の方までのカリキュラムとなっています。):
英語版:『Theory of Knowledge Guide First assessment 2015』
日本語版:『知の理論(TOK)指導手引き 2015年第1回試験』
こちらからは2020年度に発表されたTheory of Knowlege Guide(公式)をご覧になることができます(こちらは2022 May試験以降のカリキュラムとなっています。):
TOKは、他のIB科目とは異なり、教科書から学んだことを理解し、授業で解いた問題の解答法を覚えるだけでは良い評価を得ることはできません。TOKで課されるエッセイやプレゼンテーションは、独自の経験や考えなどを用いて組み立てなくてはならないのです。また、TOKには他のIB科目のように確立したSyllabusが存在しないため、生徒がどれだけTOKを理解することができるかは、担当のTOK教師の力量にかかっています。その結果、多くの生徒がTOKの本質を理解しないままTOKエッセイの提出・TOKプレゼンの発表を迎えてしまうのです。
EDUBALにも、このような悩みを抱え、TOKのサポートを求める生徒様からのお問い合わせをいただくことがあります。IB生になる生徒様・既にIBを始めた生徒様には、早めの対策をお勧めします。
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TOKで高い評価を得るためには、哲学のような思考回路や独自の議論を展開させることなど、IB以前の学年では学ばなかった概念や考え方を用いて取り組まなくてはなりません。これらの思考力や議論の展開をエッセイやプレゼンで表現するためには、先ほど紹介したWoK、AoKの信頼性や限界を、自分の経験談を例に出しながら分析することが求められます。この過程でつまづくIB生はとても多く、最終評価の審査対象となるエッセイやプレゼンを行う時期になって「どうすればいいのか分からない!」と困り果てるIB生は絶えません。
そのような方々のために、この項目ではIB経験のあるEDUBAL教師によるアドバイスをもとに、TOKエッセイやTOKプレゼンの対策法を紹介します!
TOKの最終評価は、エッセイとプレゼンテーションの点数から計算されます。点数の割合は、以下のようになっています。
Essay (『IB Diploma Programme candidates』という受験者専用ページに提出をし、IBに外部的に評価される)
配点 | TOK全体の67% |
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字数制限 | 1600 words (3200字) |
内容 | 6つのPrescribed essay titlesから一つ選択 |
Titlesの発表時期 | 9月(5月試験)、3月(11月試験) |
書式 | 標準の12ポイント、ダブルスペース |
Presentation (TOKの授業内に発表し、担当教師から内部的に評価される)
配点 | TOK全体の33% |
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時間 | 1人あたり約10分 |
内容 | Real Life Situationを自由に選択 |
評価対象 | プレゼン及びプレゼンテーション計画書1枚 |
計画書の字数制限 | 500 words (1000字) |
評価 | グループの場合、全員が同じ得点 |
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TOK エッセイでは、IBから与えられる6つのPrescribed essay titlesから一つ選択し、そのタイトルの答えとなる内容を書かなくてはなりません。このエッセイでは、先ほど紹介した8つのAreas of Knowledgeと8つのWays of Knowingを比較し関連づけることが求められます。
エッセイで高得点を得るポイントとは、タイトルのテーマから逸れずに、Knowledgeを得る多様な方法に対する自分の考えを論じることです。ここで自分の考えを論じる際に、多くのAoKやWoKに関連づけるほど、より良いエッセイを書くことができるでしょう。また、なるべく多くのReal life situation及び、自身の経験談を意見の根拠として述べることを心がけましょう。
より詳しいTOKエッセイのアドバイスはこちらでご紹介しているので、ぜひ参照ください:
TOKエッセイの対策ポイント〜トピック決めから書き方までご紹介!〜(国際バカロレア(IB)勉強法)
TOKエッセイでお困りの方は、ぜひお問い合わせください。
EDUBALではTOKのテーマやPrescribed Essay Titlesについての簡単なご相談も受け付けております。また、EDUBALの指導を通してエッセイの内容を生徒様と一緒に考えたり、エッセイのweaknessを指摘したり、生徒様と一緒にエッセイの改善点を模索したりすることができます。今だけ体験授業が無料なので、ご気軽にお問い合わせください。
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TOK プレゼンは、一人で発表することも可能ですが、ほとんどの場合グループで発表を行います。異なった観点を持つクラスメイトと一緒にプレゼンを作ることで、プレゼンの内容に多様性が生まれ、議論に深みが増すので、グループで行うプレゼンの方がより良いものとなる可能性が高いでしょう。一人につき約10分のプレゼンが要求されており、形式はディベート・インタビュー・パワーポイントなど自由に決めることができます。
このプレゼンでは、Real life situation(実際のニュース・身の回りの出来事など)をまず提示し、そこから派生させたKnowledge Questionをテーマとして発表を行うことが求められています。つまり、日常生活で見聞きした物事を、『どうして私たちは知っているのか?』というテーマを基盤に分析することを目的としているのです。
プレゼンで高得点を得るポイントは、Real life situationからKnowledge questionを導き出した後、うまく新たなreal life situationにつなげることです。そのために、テーマとなるKnowledge Questionは慎重に選ぶ必要があります。ここで新たにつなげるReal life situationは世界で話題となっているニュースでも、身近な学校生活のことでも構いません。ただ、自分の経験を紹介すると独自性や説得力が増すので、なるべく自分の経験談を含めましょう。
TOKプレゼンのコツやアドバイスをこちらでご紹介しているので、ぜひ一読ください:
IB TOKプレゼンテーションのアドバイス・コツ!〜実社会の例の選び方や知識に関する問いの考え方までご紹介〜(国際バカロレア(IB)勉強法)
TOKプレゼンでお困りの方は、ぜひお問い合わせください。
EDUBALはTOKプレゼンのテーマやReal Life situationについての簡単なご相談も受け付けております。また、EDUBALの指導を通して生徒様と一緒にReal Life SituationからKnowledge Questionを抽出したり、プレゼンの構成でアドバイスをしたり、プレゼンの改善点を一緒に考えたりすることができます。今だけ体験授業が無料なので、ご気軽にお問い合わせください。
EDUBALのTOK対策では、以上の対策法をはじめ、自分の経験や知識を元にした独自のアドバイス・勉強法で経験に基づいた効率的な指導を行います。エッセイの議論の展開の仕方、プレゼンのテーマ選択についてのアドバイスなど、一人ひとりの生徒様の理解度や進捗に合わせてサポートすることができます。
また、TOK対策ではエッセイやプレゼンを作成する過程の指導だけではなく、エッセイのサポートやプレゼンの練習相手も承りますので、「この部分だけサポートしてほしい」といったご要望にも柔軟に対応いたします!
実際にTOKのエッセイを書き、プレゼンを行った経験がある元IB生のEDUBAL教師だからこそ、他の科目との両立の難しさを理解し、それに配慮して指導を行うことができます。貴重なボーナスポイントはTOKの結果にかかっています。「エッセイの提出期限が近づいてから考えよう」などと後回しにせず、早い段階から対策を始めることを心掛けましょう。
ぜひ、気軽にお問い合わせください!EDUBAL教師は後輩の現役IB生を全力でサポートいたします。
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2022年の5月最終試験を受ける人からTOKのカリキュラムが新しくなります。カリキュラムの変更に伴い、評価物も変更になりました。TOKの評価はTOKエッセイとTOK Exhibitionの2つの課題から付けられることになりました。TOKエッセイは今まで通り外部評価として成績全体の67%を占め、TOK Exhibitionは内部評価として33%を占めます。この項目ではTOKの評価物について詳しくご説明していきます。
学習内容が上記とは全く異なるので以下のブログ記事をぜひ一読ください。IB(国際バカロレア) TOK新カリキュラムが発表?!変更点をまとめてご紹介!
TOKの最終評価は、エッセイとExhibitionの点数から計算されます。点数の割合は、以下のようになっています。
Essay (『IB Diploma Programme candidates』という受験者専用ページに提出をし、IBに外部的に評価される)
配点 | TOK全体の67% |
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字数制限 | 1600 words (3200字) |
内容 | 6つのPrescribed essay titlesから一つ選択 |
Titlesの発表時期 | 9月(5月試験)、3月(11月試験) |
書式 | 標準の12ポイント、ダブルスペース |
Exhibition (TOKの授業内に発表し、担当教師から内部的に評価される)
配点 | TOK全体の33% |
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内容 | IA Promptに関連したものや写真を3つ展示 |
展示物 | 実社会の状況を自由に選択 |
評価対象 | 展示物及び各展示物のコメンタリー |
コメンタリーの字数制限 | 合計950 words (1900字) |
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TOKエッセイに関しては、従来のカリキュラム変更点がないのでアドバイスはこちらを参照ください。
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TOK Exhibitionでは、IBがTOK Guideで定めている35つのIA Promptから一つ選択し、そのPromptに沿った展示を作る必要があります。また、最低でもCore theme又はOptional Themeの1つに関連づけることが求められています。
注意しなければいけない点は、写真を展示する場合です。どこにでもあるようなものや人を写真として展示するとき、インターネットからの写真は認められていません。例えば、「ハサミの写真」を展示したいときは、インターネットの写真ではなく、自分でハサミの写真を撮る必要があります。
評価やモデレーションのためにExhibitionをまとめたファイルを作成する必要があります。ファイルは展示したものとコメンタリーをまとめたものとなっています。高得点を取るコツは、わからないことがあれば教師やわかる人に聞くことです。まだ試験が行われたことがないので、頼れる人には積極的に頼りましょう。
TOKの新しいカリキュラムでお困りの方は、ぜひお問い合わせください。
EDUBALではExhibitionのPromptや新カリキュラムについての簡単なご相談も受け付けております。また、EDUBALの指導を通してExhibitionの構成を生徒様一緒に考えたり、コメンタリーのアドバイスをしたり、生徒様と一緒に改善方法を考えたりすることができます。今だけ体験授業が無料なので、ご気軽にお問い合わせください。
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EDUBALでは、国内外問わずIB生の可能性を広げるためにオンラインでの指導を通して世界中のIB生の勉強のサポートを行なっています。教師全員が国内または海外でIBを取得しているため、生徒様の悩みに寄り添った指導や相談に応じることが可能です。IBの勉強や大学受験でお困りの方へのご相談も承っているので、EDUBALへご気軽にお問い合わせください!
IB対策にEDUBALが選ばれる3つの理由
① IBの経験のある教師に個別に指導をしてもらえるから
② オンライン受講で、世界のどこでも自宅から授業を受けることができるから
③ 日本語でも英語でも指導が可能だから
無料体験授業も実施中・指導実績400件以上
「帰国子女の先輩に指導をしてもらうことで、モチベーション向上に繋がった」という声もいただいています。
実際にPredicted gradeを2、3点アップした生徒も珍しくはありません。
指導についての詳しい情報は以下のページをご覧ください。
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渡邉 先生(早稲田大学 / 政治経済学部)
渡邉 先生(早稲田大学 / 政治経済学部)
滞在国
アメリカ・ベトナム・タイ
担当コース
真面目で活発な性格の教師です。常日頃から物事1つ1つに対して真摯に向き合う姿勢を大切にしており、指導においても生徒様に向き合いながら丁寧な指導を行います。また持ち前の明るい性格を活かし、勉強が苦手な生徒様でも目標達成までリードしていくことが可能です。
LIM 先生(東京大学 / 教養学部)
LIM 先生(東京大学 / 教養学部)
滞在国
日本・マレーシア
担当コース
おだやかで笑顔が多く、優しい印象の教師です。生徒の気持ちに丁寧に歩み寄り、学習だけではなく、目指す目標までの道のりを責任感を持って伴走するよう心掛けています。ポイント整理が上手で取り組む内容の方向性を明確に示す授業を行っていきます。
浅井 先生(University of Bath / Management)
浅井 先生(University of Bath / Management)
滞在国
ドイツ・イギリス
担当コース
明るく親しみやすい雰囲気の教師です。
※他の科目について、もっと詳しく知りたい方はこちらからご覧ください。
下記では、今までEDUBALで指導を受講された生徒様、保護者様から寄せられた声を掲載しています。
EDUBALで家庭教師をつけるかどうか迷われている方は、ぜひ参考にご覧ください。
やるべきことを明確にしながら大変わかりやすい指導をしていただき、大変感謝しております。
指導経験が豊富で生徒に寄り添った授業を進めていただけました。 短期間ではありましたが、テストスコアに直結した指導をしていただき、充実した10時間でした。
お陰様で、飛躍的なスコアだけでなく、短期間で語学力自体も向上し、インター授業の聞き取り力も改善しました。ありがとうございました。
ご自分の体験をベースにした上で、生徒のレベルに合わせた対策を立てて対応してくれました。子供がなかなかうまくいかないときも、モチベーションを維持しながら淡々と授業を進め、しっかりと成果を出してくれました。目標には残念ながら届きませんでしたがそれに近い点数を取ることができたのは先生のお陰です。
毎度毎度授業が楽しみです。モチベーションが下がる時も元気をいただいております。